宮古島の南東にツンと突き出た岬《東平安名崎》〈ひがしへんなざき〉 に行ってきました。
強風が吹く中、雨も降ったりやんだりラジバンダリ。そんなあいにくな天気でも、素敵な景色を見られるのが東平安名崎。国の史跡名勝天然記念物に指定されています。
今回は、岬の先っちょを散策した後、保良漁港に下りて切り立つ岩壁を見てきました。その様子を紹介していきます。
散策ルート

【東平安名崎】遊歩道を散策
〈50分〉
岬の先端に向かって道なりに車を走らせ、行き止まったところに駐車場があります。約50台駐車できる広さなので、見逃すこともありません。途中にも小さな駐車場がありますが、通常の観光はこの駐車場が便利です。

遊歩道がしっかりと整備されていて散策しやすい東平安名崎。まずは灯台へ向かいました。
途中で《マムヤの墓》と《展望台》にちょっと寄り道。

マムヤの墓
遊歩道沿いの左側に大きな岩が転がっています。これは1771年に石垣島近海で発生した地震による『明和の大津波』[脚注]で海から運ばれてきた石灰岩質の岩で、津波石とも呼ばれます。東平安名崎の北側にはこのような石が数多く見られ、大きな津波が押し寄せたことが伺い知れます。

この岩が《マムヤの墓》と呼ばれるのは、空洞部分にマムヤという人の墓標があるからです。ただ、マムヤが実在した人物かどうかを決定づける史料はありません。


マムヤ伝説まとめ
妻子のあった野城按司と恋仲になったマムヤ。しかし、野城按司は立場上マムヤとの関係を貫くことができず、絶望したマムヤは平安名崎の断崖から身を投げる。後世、ここにあった大きな津波石を「マムヤの墓」として祀り、今もその霊を弔っている。
現地の案内板(テキスト)を読む

宮古島市指定史跡 マムヤの墓
平安名のマムヤ 新生り乙女
野城按司の 崎山の坊や
で謡い出す「マムヤのあやぐ」は、野城按司との悲恋を歌った物語です。このあやぐや民話によれば、マムヤはニフニリ(香草の名)の芳しい香りのする絶世の美女として伝える。妻子ある野城按司は、マムヤを見染めて恋仲になるが、「将来の事を思えばマムヤよりは糞尿の臭いがしても妻のほうがいい」と諭されてマムヤを見捨てる。按司の心変わりを知ったマムヤは平安名崎の断崖から身を投じる。悲嘆にくれた母親は再びこの村に美人が生まれないようにと神に祈願した。と伝えています。
いつの頃からか、この巨石はマムヤの霊を弔う「マムヤの墓」として伝えています。
およそ400m西側にあるマムヤが機織りしたと伝えられる岩穴は「マムヤの機織り場」として文化財に指定(平成3年4月9日)されています。
案内板に「マムヤの機織り場」という場所が記されていますが、どこにあるのか分かりませんでした。

近くをウロウロしたけど見つけられなかった
展望台(寄らなくてもいい)
マムヤの墓のすぐ先にある海に面した展望台。津波石がよく見えます。
ただ、この先の遊歩道でもいい景色が見られるので、「時間に余裕があったら寄る」くらいでいい場所です。


遊歩道からはみ出る
遊歩道から見える景色だけでは物足りなかったので、はみ出して岬の先端の方にも行ってみました。もちろん立入禁止ゾーンではありません。足元はガタガタになりますが、ベンチやテーブルが設置されているほどです。
念のため注意喚起しておくと、崖っぷちに設置された柵は劣化しているため、もたれてはいけません。崖から落ちたら終わりです。

東平安名崎はサンゴ礁に囲まれているため、波が平らでおもしろい。

楕円形に海の色が違っている箇所は、《パナリ干瀬 ぱなりびし》と呼ばれるサンゴ礁。海岸沿いのサンゴ礁との間は深い海なので色が違います。海の中を川が流れているようでおもしろい。

サンゴ礁の間を川が流れているように見える

岬の先端に立つ。正面は太平洋、斜め後ろは東シナ海。見た目は同じ。海の境界が好きな人だけに響く東平安名崎の特徴です。






岬の先端まで来たら折り返しです。北側の遊歩道を歩いてきたので、帰りは南側の遊歩道を歩きます。

それにしても、開放感が心地いい。背の高い木がなく広々としています。

陥没ドリーネ 越えたら右へ
盛加井で見た『陥没ドリーネ』がここにもありました。陥没ドリーネは、雨水などで琉球石灰岩の層に空間ができ、その空間の天井が崩れてできた穴のこと。近くで見ると足がすくむけどおもしろい。

覗き込むと吸い込まれそうになる
このまま道なりに歩くと、植物で海が見えなくなります。海岸沿いの遊歩道なのに。なのでそこからはただの散歩になってしまいます。
早く駐車場に戻りたければ、陥没ドリーネを越したら遊歩道を右に曲がってください。灯台の前に出ます。
西の東屋 感想は「行く必要なし」
〈 Red roofed gazebo〉
いそぽん家はというと、Google Mapsに載っている《Red roofed gazebo》=赤い屋根の東屋 が気になったので、海が見えない海沿いの遊歩道を進みました。

感想
行く必要なし
遊歩道の日陰対策としては意味があるけれど、観光で行く意味はないです。
パノラマ展望台(保良漁港の上)
東屋の手前で右に曲がりそのまま進むとパノラマ展望台です。Google Mapsでは《保良漁港上展望台》となっています。
ここは景色が良いのでおすすめ。ただこの展望台、風が異様に強い。風が吹いている日は注意してください。




【平安名埼灯台】昼休憩と悪天候に注意〈20分〉
〈へんなさきとうだい〉
微妙な違い
東平安名「崎」=ひがしへんな「ざき」
平安名「埼」灯台=へんな「さき」とうだい
灯台へは駐車場から徒歩10分弱。
中をのぼれる灯台は全国で16基しかなく、その1基が平安名埼灯台です。階段の段数は97段(高さ約25メートル)。
初点灯は1967年。当時の名称は東平安名埼灯台でした。

平安名埼灯台に上る予定なら、昼の休業時間(毎日12:00-13:00)は入れないので注意してください。
※昼時間休業は2026年3月1日よりスタート
参観料:300円
参観時間
(午前)09:30-12:00
(午後)13:00-16:30
※3~9月の土日等は17:00まで営業
ここで厄介なのは天候です。東平安名崎は1年中風が強く、荒天が理由で休止になることがあります。また、落雷で参観休止になったこともあるので、「上れないかも」という気持ちは持っておきましょう。






沖縄県にはもう1基のぼれる灯台があります。沖縄本島の《残波岬灯台》です。そこも強風でスリル満点でした。
保良漁港の岸壁〈20分〉
〈ぼらぎょこう〉
東平安名崎観光で保良漁港を訪れる人は少ないかもしれません。僕も漁港に興味はないですが、迫力のある岸壁が見られるのでおすすめ。かなり見応えがありました。
保良漁港の入口は広い駐車場の向かい側です。僕たちは歩いて行きましたが、漁港の突き当りに駐車場があるので車でも行けます。東平安名ビーチにも行くなら車が便利です。







こわい



以上、東平安名崎でした。
施設情報

| 東平安名崎公園 ひがしへんなざきこうえん | |
|---|---|
| 営業時間 | 24時間(灯台除く) |
| 定休日 | なし |
| 住所 | 沖縄県宮古島市城辺保良1221-14(地図) |
| 電話番号 | なし |
| 入場料 | 無料(灯台除く) |
| トイレ | あり |
| 駐車場 | 4か所 すべて無料 1.東平安名崎駐車場:約50台 2.保良漁港奥:20~30台 3.岬の中間:約20台 4.公園入口すぐ:8台 |
| 滞在時間 | 目安 |
| 売店 | フードトラックあり 自動販売機あり |
| 公式HP | city.miyakojima.lg.jp |

| 平安名埼灯台 へんなさきとうだい | |
|---|---|
| 営業時間 | 09:30-12:00 13:00-16:30 ※3~9月の土日等は17:00まで 12:00-13:00は昼休み |
| 定休日 | なし |
| 電話番号 | 平安名埼支所 090-8294-4010 |
| 入場料 | 中学生以上 300円 小学生以下、障害者手帳をお持ちの方、その同行者1名無料 |
| 滞在時間 | 15~30分 |
| 公式HP | tokokai.org |
※営業時間や定休日等は、訪問前に公式ホームページで最新情報をチェックしてください
滞在時間目安
- 遊歩道散策:50分
- 灯台:20分
- 保良漁港(岸壁見学):20分
駐車場の裏に子供が遊べそうな遊具もありました。

駐車場

雨が降ったりやんだりの天気でも半分くらい埋まっていました。
トイレ

こういう場所のトイレとしては綺麗な方。女性用3個、男性用小2&大2でした。小便器の横にブラシが直で置いてあるのは「ん~」ってなりましたが、綺麗に掃除されています。あとは使う人次第。こういう場所は特に。
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よい旅行になりますように。
Article author いそぽん
Photo & Experience 2025.11






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