ハワイ島の溶岩トンネル 火山国立公園サーストン・ラバ・チューブへ

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サーストン・ラバ・チューブの中を歩いている

アロ~ハ!いそぽんです。

キラウェア火山の火口のひとつ、キラウエア・イキ火口のすぐ東にあるサーストン・ラバ・チューブ。サーストンはこのラバ・チューブを発見した人の名前。ハワイ語では「起伏」を意味するナーフク<Nāhuku>と呼ばれます。

サーストン・ラバ・チューブは、ハワイ火山国立公園の人気スポットのひとつで、小さな駐車場はいつも満車。それでも多くの観光客やツアーバンが集います。
この地を覆い尽くした約500年前の溶岩の内部へタイムトリップしました。

サーストン・ラバ・チューブの場所を示す地図

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地球の歩き方ハワイ

ハワイ旅行に必要な基本情報や準備、店舗情報を1冊に集約。圧倒的な情報量です。いそぽん家も初ハワイでお世話になりました。

目次

サーストン・ラバ・チューブ

Thurston Lava Tube

サーストン・ラバ・チューブの内部

ラバチューブとは、溶岩が流れてできる溶岩洞のこと。サーストン・ラバ・チューブが形成されたのは約500年前。キラウエア火山の噴火で流れ出た溶岩が原料です。

溶岩の外側はゆっくり流れるため、空気によって次第に冷えて固まります。一方、内側は1,000℃を超える高温で固まることなく流れていきます。
噴火が止まった後に残るのは外側の固まり。内側の溶岩は流れ抜けて空洞になります。これが溶岩トンネル(溶岩洞)の仕組みです。

【関連サイト】

https://www.nps.gov/havo/learn/nature/lava-tubes.htm

サーストン・ラバ・チューブ内部は歩いて10分もかかりません。最寄りの駐車場からの時間を含めても、往復で20分ほどです。

ジャングルと溶岩洞をタイムトリップ

駐車場の端にある横断歩道を渡ると、木々の間に1本の道が見えます。この小道はすぐ突き当たり、左右に続く道の右側を選びます。
舗装されているものの、地下に向かう道は少し急な下り坂。いつでも手すりを掴めるよう片手を空けてジャングルの中へ。

道の両側には、ハワイ固有種のオヒアレフア、群生する巨大なシダの木などハワイの原生林を見ることができます。何百年も変わらない景色を楽しみたいところですが、蒸し暑くて自然と早歩き。のんびり観察するなら虫よけスプレーも用意しておきましょう。

【関連サイト】

ALOHA PROGRAM オヒア(オヒアレフア)

サーストン・ラバ・チューブの外
サーストン・ラバ・チューブに続くジャングルのような道
急な下り坂に注意の看板と高く伸びた木
サーストン・ラバ・チューブに向かって原生林の中の道を歩く

5分も歩かないうちに、ラバ・チューブの入口が見えてきました。入口の周りをシダやツタが覆い、気分はちょっとした探検家。

サーストン・ラバ・チューブの入口手前。みんな写真を撮っている
サーストン・ラバ・チューブの入口。シダやツタが周りを覆っている

ラバ・チューブの内部はひんやりしていて、汗ばんだ体が少し落ち着きます。でも、天井から落ちる水、ぬかるみと水たまり、油断するとつまづく地面で今度は冷や汗。照明はあるものの、結構暗い。文句じゃなくて、こういうのも全部楽しいです。

この溶岩洞が発見された当初、トンネルの天井には溶岩がつらら状に垂れて固まった溶岩鍾乳石があったそうですが、訪問者が記念にと勝手に持ち帰ってしまったとか。今できる楽しみ方は、トンネル内で立ち止まってその痕跡を探してみること。僕はこのことを知らなかったので、足元ばかりに目がいっていました。

サーストン・ラバ・チューブの入口で記念撮影するいそぽんとつまぽん
中は暗いので入口の明かりを使って記念撮影
※画像は明るさを調整しています
サーストン・ラバ・チューブの中を歩くツーリスト
※画像は明るさを調整しています
サーストン・ラバ・チューブ内部
Photo by まったりんご
サーストン・ラバ・チューブの内部
Photo by okimo

ラバ・チューブに入ってから10分弱、外の明かりが差し込んでいるのが見えました。出口は上り階段を使って地上に出ます。

その階段の途中に、入口が閉じられたもうひとつのラバ・チューブがありました。観光向けには整備されていないエリアで、中は300m以上の溶岩洞。強力なライトがないと前に進むことができない漆黒の溶岩洞です。
以前は自己責任で中に入れましたが、現在は封鎖されています。

サーストン・ラバ・チューブの出口近く
封鎖されているもうひとつのラバ・チューブ
封鎖されているもうひとつのラバ・チューブ

20分弱のタイムトリップでした。

ラバ・チューブの注意点

  • ぬかるみ・水たまり
  • 天井から水雫が落ちてくる
  • 頭をぶつけない
  • 石でつまづく
  • 照明が点灯している時間に行く
  • 虫よけ対策

サーストン・ラバ・チューブ内に照明が灯されるのは08:00~20:00までの間。時間外は真っ暗です。夜間の訪問はトンネル前後の道も暗く、懐中電灯と予備の電池が必要です。
ラバ・チューブ近くのトイレは09:00~17:00の間で利用できます。

料金所からのアクセス

ハワイ火山国立公園の入口料金所を越えたらすぐに左折し、突き当たりのT字路(丁字路)を左に進みます。そのまま道なりに進むと、道路脇に駐車スペースがある場所に出ます。

最寄りの駐車場は満車になっていることがほとんど。午前9時前または午後4時以降が比較的空いています。

個人で行くなら、キラウエア・イキ展望台 の駐車場に駐めて、キラウエア・イキ・トレイルヘッドを15分ほど歩くのも手。鬱蒼としたジャングルの間からイキ・クレーターを望むことができます。

ハワイ火山国立公園
Hawaii Volcanoes National Park
営業時間24時間
Basic Information
定休日なし
住所Hawaii Volcanoes National Park Volcano, HI 96718
電話番号808-985-6011
駐車場あり(複数)
nps.gov(英語サイト)
入場料・自動車 $30.00/台
・バイク $25.00/台
・歩行者・自転車 $15.00/人
 ※15歳以下は無料
パスは購入日から7日間有効
ほか、年間パスあり
公式HPhttps://www.nps.gov/havo/index.htm
備考入場料の支払はクレジットカードまたはデビットカードのみ(現金不可
情報は2023年9月27日時点

入場料は事前にオンラインサイト(英語)でデジタルパスを購入することでも支払えます。6か月前から購入可能で、有効期限は同じく7日間。モバイル端末にダウンロードできます。ただし、入園ゲート付近の通信状況が安定しないため、公式サイトでは印刷しておくことを推奨しています。

【関連サイト】

https://www.nps.gov/havo/planyourvisit/fees.htm

サーストン・ラバ・チューブ
営業時間24時間
照明:08:00-20:00
定休日なし
駐車場あり 30分以内
入場料ハワイ火山国立公園の入場料のみ
公式HPhttps://www.nps.gov/havo/planyourvisit/day-hike-nahuku.htm
情報は2023年9月27日時点

サーストン・ラバ・チューブを含むオプショナルツアー

マウナケア山麓 星空観測&キラウェア火山見学 <ハワイアン夕食付>

ピックアップポイント

ハワイ火山国立公園のあとはマウナケア山麓で世界有数の星空観測へ!

ツアースポット

サドルロード溶岩台地→リチャードソン黒砂海岸→ヒロの街(車窓)→ビッグアイランドキャンディーズ→ハワイ火山国立公園(ハレマウマウ&キラウェア火口、溶岩トンネル、溶岩台地ほか、時間で調整あり)→溶岩台地でハワイアンスタイルの弁当→マウナケア山麓で星空観測(標高2,100m)

ツアー催行会社:Big Island CREST

掲載サイト:楽天トラベル観光体験

ホロホロ・サークル・アイランドツアー<ランチ付き>

ピックアップポイント

マラサダやマカダミアナッツなどのグルメあり。ハワイ島の景色や雰囲気も満喫!

ツアースポット

ワイメアタウン(車窓)→テックスドライブインのマラサダ→ホノカアタウン(車窓)→レインボー滝(虹の滝)→ヒロの街(車窓)→カメハメハ大王像→ビッグアイランドキャンディーズ→マウナロア・マカダミアナッツ工場(昼食)→キラウエア火山国立公園(ハレマウマウ火口、スチームベント、ビジターセンター、溶岩台地、溶岩トンネルなど)→プナルウ黒砂海岸→サウスポイント(車窓)

ツアー催行会社:ホロホロアイランドツアーズ

掲載サイト:楽天トラベル観光体験

いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪

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