竹富島の映えスポットで必ず上位に入る『西桟橋』。
船の発着場という本来の役割は終え、いまは竹富島を代表する風景の1つとなっています。エメラルドグリーンの海に突き出た白い桟橋。
「まさに南国、これぞ沖縄!」
そんな風景のもとに多くの人が集まります。
今回は西桟橋の旅ログです。

ACCESS
竹富東港:徒歩25分、自転車10分
コンドイ浜:徒歩12分、自転車5分
西桟橋

西桟橋
竹富島では稲作が困難であったため、復帰(1972年)前までは、「イタフニ」と呼ばれる木板を張った船や松をくり抜いた船を用いて、この西桟橋から対岸の西表島まで時間をかけて渡り、田を耕しました。また、滞在している間は西表島に隣接する風土病のない由布島に田小屋を造り、寝泊まりしました。現在は、夕陽の絶景スポットして多くの宿泊客が訪れるスポットとなっています。
西桟橋は、通耕の歴史を語る貴重な建造物として、2005年に国の登録有形文化財に指定されています。
建設:1938年(昭和13年)
竹富島で米を作ることができない理由は、土壌が琉球石灰岩だからです。雨水は地下に浸透してしまうため水が溜まらず、また山も川もないため水田を作ることができません。そのため、水田が作れて水が豊富、竹富島から近い西表島で米を作ることになりました。その船の発着場となったのが西桟橋です。
また、西表島の風土病とはマラリアのことで、1961年に撲滅しました。

干潮時でも利用できるように、桟橋の先端部分は幅の広い斜路状になっています。

西桟橋を見る
沖縄の海は「木のトンネル抜け」から始まるのがセオリー。


海に突き出ていくこの感じがいいですよね。桟橋感も少しだけ残ってました。
長さ105メートルの海上散歩。先端に行くほど海の色がエメラルドグリーンに変わっていきますよ。

海と一体化した西桟橋。インフィニティ桟橋。

桟橋の延長線上に見えるのは小浜島と西表島です。

西桟橋はかなりボロボロになっていましたが、2022年から2023年にかけて修繕工事が行われました。エメラルドグリーンの海に白い桟橋が映えますよ。


ぜひ西桟橋から海をのぞきこんで見てください。海の透明感がハンパないです。飲みたくなるくらい透明。でもしょっぱいから飲まない。それが大人。

先端の手前で立入禁止になっていました。この先は特に滑りやすいそうです。転倒して搬送された人もいるそうですよ。
先端に限らず、桟橋上で濡れていたり水が溜まっている場所は気をつけて歩いてください。

南を向くとコンドイ浜。

竹富島に宿泊するなら絶対見るべきサンセット。陽が沈む頃、島民や竹富島に宿泊する人たちが訪れます。西を向いた西桟橋は夕陽がとてもきれい。桟橋のシルエットもいい感じですよね。
僕たちは日帰りなので、下の画像は提供画像です。


朝から夕方まで人が絶えない西桟橋でした。
施設情報
西桟橋 | |
---|---|
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
住所 | 沖縄県八重山郡竹富町竹富 Google Map ![]() |
入場料 | 無料 |
滞在時間 | 15分 |
公式HP | 竹富町観光協会 |
備考 | トイレ ✕│売店 ✕ |
ACCESS
竹富東港:徒歩25分、自転車10分
コンドイ浜:徒歩12分、自転車5分

それにしても、桟橋とか防波堤とか、海に突き出たところを歩きたくなるのはなぜだろう
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西表・由布・竹富3島めぐり
Article author いそぽん
Photo & Experience 2024.11
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