伊勢名物『藤屋窓月堂 利休饅頭』茶会に出される由緒正しい和菓子

明治元年創業の藤屋窓月堂。
当時から内宮の門前町おはらい町に店を構え、伊勢人は幼い頃からその名を耳にします。

今回ご紹介するのは、創業当時から藤屋窓月堂の看板商品となっている利休饅頭です。

素朴な味だからこそ後を引く利休饅頭

伊勢を出てからの時間の方が長くなり、記憶が薄くなっていた利休饅頭。

たまに家族が買ってきてくれたり、親戚にいただいたりすると、大喜びしていたのを思い出しました。

伊勢神宮で執り行われる献茶式において、明治初期にお茶のお供として謹製した饅頭が利休饅頭の始まり。
天皇にも献上される由緒正しい饅頭です。

深緑の箱からは想像できない、優しい赤と緑。
縁起のいい紅白で包まれています。

包みを解くと、かわいい形の饅頭が顔を出します。

白はうずら豆のこし餡、紅は小豆のこし餡。こし餡好きにはたまりません。
茶会で出されるだけあって、和菓子切でスッと切れます。

皮はパサッとしていてやや硬め。中の餡はしっとり重みがあります。口の中で2つの感触が混ざり合うおもしろい和菓子です。

しっかりした甘みがありますが、くどさはなく、お茶にぴったり合って美味。
伊勢で食べるなら伊勢茶とご一緒に。

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利休饅頭という名称は他の和菓子店でも使われているので、伊勢のは『藤屋窓月堂 利休饅頭』で検索してください。

利休饅頭の価格

消費期限

6月～9月…3日間 10月～5月…5日間

藤屋窓月堂の店舗

いそぽん(@isopon11)でした。