ドイツのテーマパークと思うと物足りない『うえのドイツ文化村』。でも、公園と思えば贅沢な憩いの空間へと様変わり。雨に打たれながらも楽しい散歩ができました。
一部施設とアクティビティを除いて入場料無料。トイレのある安心感は絶大。
シギラ系ホテルに宿泊なら夕方のお散歩に、そうでなければ宮古島南海岸ドライブの寄り道で。

なぜ宮古島にドイツ文化村?
きっかけは1873年、ドイツ商船ロベルトソン号の宮古島沖での座礁に遡ります。島の人々が2隻のサバニで荒波の中を命懸けの救助に向かったことで乗組員8人を救出、言葉が通じないながらも手厚い看護を続けたそうです。この博愛精神にドイツ皇帝が感動し、記念碑を贈った縁から、ドイツ文化村が建設されました。
※うえのドイツ文化村と東京ドイツ村(千葉県)とは関係ありません
駐車場とまさお君
駐車場は2か所。いそぽん家はメインゲートのすぐ近くの駐車場を利用しました。この駐車場の前にある歩道では、『宮古島まさお君』(宮古島まもる君の兄弟)が交通安全を見守っています。宮古島名物に敬礼。



駐車場とメインゲートの位置関係

うえのドイツ文化村を散策(無料エリアだけ)
滞在時間は約30分。
雨が降っていたので、足早に散歩しました。建物で中に入ったのはキンダーハウスとトイレです。


一直線に伸びる道の先にマルクスブルク城。いい雰囲気。マルクスブルク城は遠目から見るのが1番いいです。その理由はこのあと分かります。

マルクスブルク城(博愛記念館)
うえのドイツ文化村のシンボル『マルクスブルク城』。施設名は博愛記念館。
ここは有料なので入らなかったのですが、いま調べたら1階は無料で入れるそうです。見て来ればよかった。

マルクスブルク城(博愛記念館)は、ドイツ・ブラウバッハ市のマルクスブルク城を原寸大で再現しています。(本家の画像検索)
見学できるのは2階・3階・8階の3フロア。地上42mの8階展望室からは、来間島やイムギャー、晴れた日は東平安名崎まで望めるそう。2階と3階の展示室もおもしろそうだったので、うえのドイツ文化村をテーマパークとして楽しむなら、博愛記念館の2階に足を進めましょう。
あと、入り江の先端にある愛の鐘で南京錠を掛けるなら、博愛記念館の1階で南京錠を買えるそうです。(1個1,000円)
博愛記念館(マルクスブルク城)
休館日:火・木
大人750円/小人400円
2025年11月時点
うえのドイツ文化村 博愛記念館
それにしても外壁の汚れが酷い。近づくと怖い。だから遠くで写真を撮るのがベスト。
博愛記念館が完成したのは、うえのドイツ文化村のグランドオープンと同じ1996年(平成8年)。結構古いです。これから先、どうするんだろう。何とか頑張ってほしい。


その他


鐘はキンダーハウスで展示

ドイツ商船に起きた事故の様子と救助に向かった3名の名が刻まれている
ンナト浜とドイツ商船遭難之地碑
マルクスブルク城のすぐ近くに『ンナト浜』があります。こじんまりしていますが、海水浴やシュノーケルをしてもいい穴場ビーチ。ただし、シャワーはありません。

ンナト浜の横に『ドイツ商船遭難之地碑』が建てられていました。未来に語り継ぐ博愛精神と誇り。1936年(昭和11年)に近衛文麿の筆によって刻まれたそうです。ファン必見。

ハート岩と愛の鐘
ンナト浜から愛の鐘に向かう途中にある博愛橋。グリム兄弟によって編集されたドイツ各地の民話『グリム童話』の1シーンが欄干に埋め込まれていました。不意打ちドイツ。目立たないから気づかない人も多そう。(別に気づかなくてもいいレベル)


赤ずきんちゃんの背後に狼がいるけど判別しにくい
ハート岩
博愛橋を渡って左に曲がると、右側にハート岩が見えてきます。完全なハート型を見せるのは潮位50cm以下の干潮時とハードルが高く、潮位が高いとただの岩。岩が薄くてそのうち崩れそう。
気象庁 潮位表 平良(HIRARA)

海がきれいだからヨシ

注意すべきは、博愛漁港の『シースカイ博愛』(半潜水式水中観光船)に乗船する場合。シースカイ博愛は、潮が引いている時より満ちている時の方が満足度が高いそう。ハート岩に合わせるか、シースカイ博愛に合わせるか、行き当たりばったりを楽しむか。
愛の鐘とシーサー岩

入り江の先端にある観光スポット『愛の鐘』と『シーサー岩』。この辺りはハートだらけ。ハート型の南京錠を掛けるためのハート型のオブジェまであります。愛のROCK(ハート岩)の前で愛をLOCK。
ヒャッ♡
【注意】
ハート型の南京錠は別の場所で販売しているので、記念を残したいなら先に買っておきましょう。
南京錠の販売場所
1個1,000円
- マルクスブルク城(博愛記念館)フロント
- 琉球の風 琉球離島マーケット
- ホテルブリーズベイマリーナ SHOP
- シースカイ博愛受付



シーサー岩のことを忘れていました。シーサーに見えませんでした。

うえのドイツ文化村 入口の案内板より

パレス館(閉鎖中)
佇まいが素敵なパレス館。中世ドイツの宮殿をモデルに1993年に完成。しかし、2003年の台風被害によって閉鎖となり、2025年11月時点も閉鎖されたままでした。ここも少し離れたところから写真を撮るのがおすすめ。近づくと段々と不気味に…



キンダーハウス
本物のベルリンの壁が展示してあって驚きました。崩壊から免れた無傷の壁。大変貴重なものです。説明書きも丁寧にされているし、興味がある人ならキンダーハウスだけで30分以上楽しめそう。僕たちの滞在時間は10分でしたが、「うえのドイツ文化村に来た甲斐があった」と思える場所でした。
休館日:火・木
入場料無料
2025年11月時点



西ベルリン(資本主義側)

分かりやすく対照的




以上、うえのドイツ文化村でした。
無料でこれだけ遊べて満足。雨が降っていなければ、もっとゆっくり散策したと思います。

うえのドイツ文化村
地図│
アクセス│
宮古空港から車で約20分
営業時間│
09:30~17:30 (最終入館17:00)
定休日:火曜・木曜
入場料│
無料
※一部有料の施設やアクティビティあり
駐車場│
100台以上あり(無料)
トイレ│
あり
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Article author いそぽん
Photo & Experience 2025.11


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