アロ~ハ!いそぽんです。
ワイキキから海沿いにダイヤモンドヘッドへ。入口の手前右側にあるのは、2年制の公立大学カピオラニ・コミュニティ・カレッジ<Kapiolani Community College>。略してKCCです。
土曜日の午前中、その駐車場の一部では車ではなく約100個のテントが並び、KCCファーマーズ・マーケットが開催されます。
オアフ島では、ほぼ毎日どこかでファーマーズマーケットが開催されていますが、その中で日本人観光客がもっとも訪れるのが、KCCファーマーズ・マーケット(土曜日)です。
「食は文化なり」と言ったら大げさですが、地の物・地の人に触れてみたくて、お腹を空かせたままホテルを出発しました。
KCCファーマーズ・マーケット
始まるのは朝の7時30分。スタートを待つ人の列もあり、最初の1時間 7:30~8:30はローカルと観光客で特に混み合います。
僕たちが到着するのは、9時~10時くらいが多いです。
駐車場がすぐ満車になるので、車で行くなら7時前に行くといいと思います。
9時過ぎになると観光客の割合が多くなります。混雑はしていますが、歩けないほどではありません。あてもなく店を見て回ったり、試食させてもらったり。英会話ができなくても、何となくでコミュニケーションを試みるのも楽しいです。
座る場所
テント内にベンチを用意している店もありますが、共有のベンチや休憩所はありません。KCCファーマーズマーケットでは、芝生や縁石の上など空いている場所に適当に座って、ピクニックのように楽しむのが一般的なスタイル。
お尻に何も敷かずに座っている人が大半ですが、中には小さなレジャーシートを持参している人も見かけました。使ったことはないですが、無料貸し出しのゴザもあるそうです。
フード -Food-
KCCファーマーズ・マーケットがきっかけで、ブームになった食品もあるのだとか。感度の高い人なら、次に流行りそうなハワイアンフードを発掘できるかも。
※店の入れ替わりが多いので、ここで紹介する店は現在出店していない場合があります
Hawaiʻi Farm Bureau farmers-markets kcc
ククイ・ソーセージ -並ぶ価値あり
Kukui Sausage Company
ハワイで有名なソーセージの会社。昔ながらの製法で、「ハワイでソーセージを食べるならククイソーセージ」と言われるほど親しまれています。
いつも行列ができていて、20人くらい並ぶのも珍しくありません。最初はその行列に加わるのを躊躇しましたが、意外と回転は早いです。並んでいる間にメニュー表を貸してもらえるので、焦らずにゆっくり選べます。
パリッとした歯ごたえのあと、肉汁がじゅわっ。程よいしょっぱさが脂の甘みをまろやかにして、癖になる美味しさでした。
注文方法
- 右のページでソーセージの味を選ぶ
- 左のページでどんなホットドッグにするか選ぶ
食べ応え抜群のオリジナル・アンド・スパイシーソーセージ。ホイルを開けると、串に刺さったワイルドなソーセージから肉の香りがバッと広がります。アメリカらしい肉の味とボリュームに、ふと笑顔になってしまいました。また食べたい1本です。
GYOZA(ギョーザ)×チーズドッグは、名前のとおりでガーリックが効いた餃子の味。ソーセージっぽさは消えていましたが、こちらも美味でした。
この店の1番人気は『キングコング・ホットドッグ』。通常の1.5倍もあるソーセージに自家製ソースがかかっていて、ボリュームも味も大満足です。
【公式サイト】
kukuisausageco.com
ビッグライランド・アバロニ -ハワイで食べるあわびの味
Big Island Abalone
KCCファーマーズ・マーケット名物といえば、ビッグアイランド・アバロニのあわび。海産物が苦手じゃなければ、1度は味わっておきたい店です。テントの周りはお客さんだらけですが、オーダーが入ってからの手際がよく、意外と早く買えます。
ビッグアイランド・アバロニのあわびはハワイでも特別。ハワイ島コナ<Kona>で養殖されたエゾアワビは、海洋深層水を使い、餌にもこだわって育てられています。このあわびを求めて、日本やアメリカの有名店からオファーがくるそうです。
運営は、興和株式会社の関係会社『Kowa Premium Foods Hawaii Corporation』。
テーブルには、バター、しょうゆ、タバスコが用意されていました。今回はあわびの味を楽しみたくて調味料なし。海水の塩味だけで食べるのがおすすめです。
新鮮で嫌な海臭さがなく、コリコリした食感もあって美味しい。磯臭さが苦手な僕でさえ、このあわびは美味しくいただけました。
【公式サイト】
bigislandabalone.com
カパフル店
ホノルル動物園近く。フードメニューの提供は終了。活アワビ、缶詰、冷凍浜茹でアワビを販売中。Googleマップ
10:00-14:00/火~土曜
bigislandabalone.com/konaabalone
ノッシュnosh -もちもちポンデケージョ
Nosh
ブラジル発祥の国民食『ポンデケージョ』<Pão de Queijo>。ポンはポルトガル語でパン、ケージョはチーズの意味で、直訳するとチーズパンです。
メニュー表を見ても注文の仕方が分からず、とりあえず『ポンデケージョ!』と言ったら、当たり前ですがポンデケージョが出てきました。
中はもちもち。やわらかい餅のような食感で、求肥<ぎゅうひ>やハワイのバターもちを思い出します。チーズの風味にくどさや臭みはなく、上品な美味しさでした。
ポンデケージョ・スライダーにすると、中に具材を挟めるようです。例えば、ベーコン&エッグのスライダーにすると、こちらが出てきます。
冷凍品も販売していて、まとめ買いしていくお客さんが何人もいました。小腹満たしで食べてもいいし、食事代わりにホテルに持ち帰るのもありです。
【公式サイト・Facebook】
ナ・オノ・ハワイ -3口食べると美味のローステッド・コーン
Na ‘Ono Hawaii
1口め:「やっぱり焼いた方が美味しいなぁ」
2口め:「ローストもありかも」
3口め:「これは美味しい!」
通路に立ち込める匂いにつられて立ち寄ったのが、ナ・オノ・ハワイ。どんな会社か調べてもよく分からず、出張シェフの店のような、ケータリングの店のような。Na ‘Ono LLCという会社のようです。
KCCファーマーズマーケットでは、蒸し焼きしたとうもろこしを販売していました。焼きとうもろこしが好きな僕は、ひとくちめの感想はイマイチでした。それでもかぶりついていると、これが病みつきの味に変わっていきます。1本食べ終わる頃には、もう1本くらい食べたいと思うほどでした。
トウモロコシと言えばしょうゆ。そこにバターガーリックも混ざれば、最強の美味しさになるのは簡単にイメージできます。ということで、注文したのは『しょうゆ・バターガーリックハーブ』。
トウモロコシ自体が甘く、そこに調味料の甘さとしょっぱさが絡みあって、後を引く味です。濃さのバランスもよくて、祭りの露店で食べる焼きとうもろこしに負けない味わいでした。
ダメですよ♪
【公式サイト】
naonohawaii.com
トゥー・ホット・トマトのフライド・グリーントマト
TWO HOT TOMATOES
『フライド・グリーントマト』<FRIED GREEN TOMATOES>が有名です。一時期、テレビや雑誌でKCCファーマーズ・マーケットが紹介されると、フライド・グリーントマトも一緒に紹介されていました。名前そのままで、スライスした緑のトマトを揚げた1品です。
少し酸味がきいたトマトを揚げると、どんな味になるか想像してみてください。その想像どおりの味です。トマト臭さが苦手な僕でも、臭みを感じませんでした。サクッとした食感のあとに酸味がふわっと広がり、見た目よりも爽やか。暑いときに食べやすい味でした。
※ホームページが閉鎖されています。現在は出店していないようです。
facebook.com/TwoHotTomatoes/
ドリンク・スイーツ
パシフィクール -ジンジャーシロップで有名
Pacifikool
ハワイで採れたショウガの果汁と果肉で作った特製シロップのメーカー。保存料、人工着色料、人工甘味料無添加です。ハワイ産のフルーツやハーブに、水とこのシロップを混ぜたジュースは、優しいショウガの香りが鼻を抜け、ピリッとした味わい。
KCCファーマーズ・マーケットの飲み物で絶大な人気があります。
いかにもハワイらしいパイナップルジンジャーを注文。飲みやすいようにショウガの刺激を抑えた配合でゴクゴク飲めました。ショウガのピリ辛さは少し感じるくらいで、喉に刺激が来るほどではありません。子どもが喜びそうな味ではなく、大人のヘルシードリンクです。
シロップを購入することもできます。ジュース、カクテル、紅茶、お茶、フルーツ、アイスクリームなどにいかがでしょうか。
【公式サイト】
なし
アカマイ・フーズ
Akamai Food’s
2003年からKCCファーマーズマーケットに出店しているベーカリーショップ。ハワイアンスタイルのオート麦のケーキを提供している店です。自然の素材、健康的なオイルにこだわり、シンプルで健康を意識した商品を製造しています。
今回は喉が渇いていたので、グァバ・ストロベリージュースを注文。暑い中でのファーマーズマーケットにぴったりな飲みやすさで美味しい。リリコイやブラックベリーのジュースもありました。
【公式サイト】
akamaifoods.com
オノポップス
Ono Pops
オーガニック原料で作ったアイスキャンディーが美味しい店。人工の着色料や成分は一切使っていないそうです。ローカルだけでなく日本人にも人気があり、「ハワイに行ったらまずはOno」という人もいます。
スーパーやロングス・ドラッグのアイスコーナーにもありますが、KCCファーマーズマーケットはフレーバー祭りでした。
スイカ・ハイビスカス、マウナケア山の緑茶など、謎のフレーバーにもあって選ぶのが難しい。本気を出したら50種類以上にもなるそうです。素直に店員さんにおすすめを尋ねました。
「リリコイ(パッションフルーツ)を食べて!」
リリコイとグァバシフォンを注文。どちらも自然な甘酸っぱさで、問答無用に美味しい。くちどけが良くて、舌に甘みがのこらず爽やか。子どもから大人まで皆を笑顔にするスイーツです。
【公式サイト】
onopops.com
マカデミアナッツ・ソフトクリーム
Macadamia Nuts Soft Serve
マカデミアナッツと豆乳と水で作ったソフトクリームを販売している店を見つけました。Soft Serveとはソフトクリームのこと。これが想像以上に美味しかったです。
甘ったるさが全然なく、わずかな酸味で後味はすっきり。これは絶妙。毎回出店しているわけではないようで、今回ラッキーでした。
プラス $1.00でストロベリークランチ、キャラメルソース、クラッシュオレオ、クラッシュマカダミアナッツ、チョコレートソースから1つトッピングできます。
DINA’S GARDEN
KCCファーマーズ・マーケットのアイドル的存在、DINAおばあちゃんの店。僕が好きな旅ボンという漫画でも紹介されました。甘酸っぱくもさっぱりした自家製レモネード、フルーツをそのまま絞っただけのストレートジュースなど、ヘルシーなドリンクが人気の店です。
DINAおばあちゃんのおすすめは、『WATER MELON(すいか)ジュース』。本当にスイカから出る果汁だけのジュースです。生のスイカジュースが好きじゃないことを知ったのもこのときでした。看板メニューの自家製レモネードにしておけばよかった。
でも、DINAおばあちゃんの愛想の良さ、かわいさはいつまで経っても忘れません。
現在は出店していないようです。DINAおばあちゃんの愛想の良さ、かわいさはいつまで経っても忘れません。
【公式サイト】
なし
おみやげにハチミツ&ジャム
美味しいピザやコナコーヒーなど、紹介しきれないほどKCCファーマーズ・マーケットには魅力的な店がたくさんあります。ひととおり飲んだり食べたりしたら、最後はおみやげ。
いそぽん家は、ハチミツやジャムをよく買って帰ります。
ハワイのファーマーズマーケットでよく買うのは、ハワイ島産アカカ・フォールズ・ファーム<Akaka Falls Farm>のジャム。まず、瓶に貼ってあるシールが好き。味は当たりハズレがありますが、試食してから買えば全部当たり。リリコイやグァバは特に好きです。
ほかにも、ハチミツやマカダミアナッツも試食してから買っています。
KCCファーマーズ・マーケットの所要時間
大人だけなら1時間30分あればかなり楽しめます。
スケジュールを1時間にしてしまうと、慌ただしくて探索もできずに終わります。KCCのリピーターや行きたい店が決まっている人だと1時間で帰る人も多いですが、初KCCなら1時間30分~2時間を予定しておくのがおすすめです。
KCCファーマーズ・マーケット基本情報
KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)で開催されるファーマーズマーケット
- 土曜日午前
KCCファーマーズマーケット - 火曜日夕方 ※休止中
レアヒ・ネイバーフッド・ファーマーズ・マーケット
規模が大きくて有名なのはKCCファーマーズマーケット。
火曜日は小規模で出店数は少ないですが、のんびりした雰囲気です。
土曜 KCCファーマーズマーケット | |
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開催時間 | 07:30-11:00/土曜日 |
住所 | 4303 Diamond Head Rd, Honolulu, HI 96816 カピオラニコミュニティカレッジ駐車場 (Googleマップ) |
電話番号 | 808-848-2074 |
公式HP | hfbf.org |
火曜 レアヒ・ネイバーフッド・ファーマーズ・マーケット | |
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休止中(2023年7月時点) | |
営業時間 | 火曜日 16:00-19:00/3月~9月 15:30-18:30/10月~2月 |
住所 | KCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ) バス停近く |
公式HP | hawaiifarmtrails.com |
KCCファーマーズマーケットへのアクセス
主なアクセス方法とワイキキからの所要時間
- レンタカー/約10分
- ザ・バス/約15分(乗車時間)
- ワイキキトロリー/約30分
- 旅行会社のトロリー/約30分
- タクシー/約10分
- ライドシェア/約10分
- biki/約15分+徒歩
- オプショナルツアー
- 徒歩/約60分
レンタカー
約10分
駐車場無料。3か所あります。
- Parking Lot A
- Parking Lot B
- Parking Lot E
7時くらいには既に満車になっていることもありますが、回転が早いので思ったよりも早く止められるそうです。早く到着して駐車場を確保するか、8時半以降に行くといいかもしれません。
ザ・バス
乗車時間約15分
ワイキキのクヒオ通りから2番または23番に乗車。2番はバス停から会場まで10分弱歩きますが本数は多いです。
ザ・バス専用アプリ『Da Bus2」とGoogleマップがあれば、ザ・バスのルートは簡単に調べられます。KCCファーマーズ・マーケットの往復以外にもザ・バスを利用するなら、HOLOカードを作っておくと便利です。
【関連記事】
HOLOカード
トロリー
約30分
ワイキキトロリー
グリーンラインに乗り、KCCファーマーズ・マーケット(土曜日のみ停車)で下車。パスの購入が必要で、KCCだけで利用するにはかなり割高です。
【公式サイト】
waikikitrolley.com/jp/
JTB -HiBus
ダイヤモンドヘッドルートで、Tギャラリアから約30分。帰りはバス待ちで混雑します。
KCCエクスプレス便は休止中。
HIS -LeaLeaトロリー
KCC行きは休止中 ※2023年8月時点
代わりにワイキキトロリーに乗車可
タクシー・ライドシェア
約10分
- タクシー $20くらい
- Uber、Lyft $13くらい
※混雑していると料金上昇
biki(自転車)
約20分
インターナショナルマーケットプレイスからKCCファーマーズ・マーケット最寄りのbikiステーションまで約15分。会場まで徒歩で約5分。
bikiはステーション間だけの利用に限られるため、ステーションに利用できる自転車が残っているか、停車したい場所に空きが残っているかがネックです。
【公式サイト】
オプショナルツアー
KCCファーマーズ・マーケットへの送迎シャトルやダイヤモンドヘッド・ハイキングとセットのツアーがあります。滞在時間は1時間程度です。
持ちもの
- 現金(クレジットカードが使えない店あり)
- ウェットティッシュ
- 日焼け対策
- エコバッグ
- 水に流せるティッシュ(トイレ用)
- 座る時に敷けるもの
- マスク
お土産は先に買ってしまうと重くなるので、KCCファーマーズマーケットで満腹になってから買いに行くようにしましょう。特になまものは傷むかもしれないので帰る直前がおすすめです。
多いときは約100店。また行きたいです!
いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪
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