久高島と沖縄本島を結ぶ海の玄関口『安座真港』。久高島の徳仁港に向けて、高速船とフェリーが出航しています。
本島南部の知念岬から約6kmという近い場所にありながらも、船を利用する観光は天候や波などの影響が大きいもの。だからこそ思い出深い1日となります。
自然は予知できなくても、事前に知っておけばきっと役立つ情報を今回紹介します。
高速船とフェリーの違い
高速船 ニューくだかⅢ | フェリー くだかⅢ | |
---|---|---|
所要時間 | 約15分 | 約25分 |
料金片道 | 大人770円 小人390円 | 大人680円 小人340円 |
料金往復 | 大人1480円 小人750円 | 大人1,300円 小人340円 |
旅客定員 | 80名 | 96名 |
運航本数 | 往復3便 | 往復3便 |
揺れ | 大きい | 小さい |
車両積載 | 0台 | 6台 |
就航年 | 2009年8月 | 2018年8月 |
定員に達すると乗船できません。
波次第ですが、高速船は上下の揺れが大きく、フェリーは安定しています。波が高い日だと、たった15分程度の乗船でも船酔いするかもしれません。
ただ、1日の運航本数は各3便の6便だけ。高速船かフェリーかで選ぶより、都合のいい出航時間で選ぶ方が優先。フェリーで往復したかったですが、行きは高速船、帰りはフェリーになりました。
- 往復切符の差額について
-
高速船の往復切符でフェリーで帰る場合、そのまま乗船できますが、差額の払い戻しはありません。
フェリーの往復切符で高速船で帰る場合、片道分の差額90円を支払います。
運行時間
通常時
久高島行き (安座真港発) | 安座真港行き (久高島発) | |||
---|---|---|---|---|
1便 | 8:00 | フェリー | 8:30 | 高速 |
2便 | 9:30 | 高速 | 10:00 | フェリー |
3便 | 11:00 | フェリー | 12:00 | 高速 |
4便 | 13:00 | 高速 | 14:00 | フェリー |
5便 | 15:00 | フェリー | 16:00 | 高速 |
6便 | 17:00 | 高速 | 17:00 | フェリー |
時期で運航時間が変わるため、公式ホームページも確認を!
船の定期検査に注意
5月~7月は高速船とフェリーの検査(ドック入り)をするため、運行本数と時間が変わります。事前に久高海運のTwitterか電話で確認しておかないと予定が崩れます。
2023年のドック入り期間
高速船 | 2023年5月22日(月)~6月9日(金) 期間中はフェリー4便で運航 |
フェリー | 2023年6月20日(火)~7月20日(木)予定 期間中は高速船5便で運航 |
来週20日からフェリーがドックの為7月18日までの予定で運休します。その間は高速船だけで1日5便の運航になります。時間変更がありますのでご注意下さい。詳しくは添付画像をご覧下さい。尚コロナ感染者が増えています。狭い船内及び待合所では出来る限りマスク着用をお願いします。 pic.twitter.com/5Fd7E84RcS
— 久高海運 久高島フェリー 本日の運航状況 (@kudakaferry) June 16, 2023
予定が変わることもあるので、公式ホームページでも確認を!
check!フェリー紹介
久高島フェリーの運航状況の調べ方
高速船とフェリーの運航状況や欠航情報は、久高海運のTwitterアカウントをフォローするか、公式ホームページで調べることができます。
更新頻度は基本的に1日1回。午前07:30前後です。たまに、急変があると追加でツイートされます。公式ホームページにもツイートが掲載されているので、Twitterを使えない場合は公式ホームページをブックマークしておくと便利です。
例えば、こんなツイート。
13日、本日は強風に伴う荒天の為、高速船は全便欠航します。フェリーは、安座真発8:00 久高発10:00の1便のみの運航となります。
— 久高海運 久高島フェリー 本日の運航状況 (@kudakaferry) March 12, 2023
本日は通常運航していますが、明日13日(月)は強風やシケの予報が出ています。全便欠航する可能性があり、現在島に滞在しているお客様で旅行日程に余裕のない方は本日の便で本島にお戻り下さい。またこれから島に一泊だけの予定のお客様は本日はご遠慮下さい
— 久高海運 久高島フェリー 本日の運航状況 (@kudakaferry) March 12, 2023
天気が良くても、強風・時化(しけ)・軽石の状況で欠航になることもあります。
沖縄滞在中は毎日チェックしていました
\ブックマーク必須!/
- Twitter @kudakaferry
- 公式サイト kudakakaiun.jimdofree.com
当日の天候で久高島に行くか決めるなら、ウェザーニュースとtenki.jpの両方をチェックするのがおすすめです。雨雲レーダーも併せて見てました。
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久高島フェリー電話連絡先
久高海運合名会社
電話 7:30-17:30
安座真連絡所 098-948-7785
久高島連絡所 098-948-2873
安座真港の駐車場
安座真港の前を走るサンサンロードを北側から走ってくるとバリケードがあるので、ここを左折します。
バリケードの向こうは安座真サンサンビーチの有料駐車場です
安座真港待合所前(画像①)と右側(画像②)が駐車場。
安座真港の駐車代は無料です。
①が満車だったら②へ。満車・空車の表示はありません。
60台分ほどのスペースがあるにも関わらず、午前9時の時点でかなり埋まっています。久高島にお住まいの方もこちらに駐められているようです。
観光客が少なかった2021年11月でこの状態。今年のハイシーズンはさらに混雑してそう。満車だったら②の駐車場へ。そちらも60台以上のスペースがあります。
入り口を入って左側は舗装されていますが、海風がよく当たります。右側は舗装されていません。
入り口にチェーンがしてあったら、建物内にある切符売場の人に声かけを
オフシーズンは大丈夫だと思いますが、ここも埋まっていたら、船待合所の中にあるチケット売場で相談してみてください。駐車場の空き探しや移動で時間をとられる人も多いので、時間に余裕をもって到着しましょう。
安座真港 船待合所
窓口の前にパンフレットがあります。久高島好きの人作った愛情あふれる1冊を記念に。
待合所にはトイレがあって、ちょっとした売店もありました。久高島が観光地になる前に建てられたからか、待合所内は狭め。
久高島の情報が壁の至るところに貼ってあります。本もあるし、外に出て海を眺めていれば乗船時間まではあっという間。定員オーバーで乗れなくなるくらいなら、早く到着してのどかな時間を過ごす方がお得です。
待合所内は禁煙。建物の外に灰皿がありました。
高速船とフェリーに乗船
船体の中央部から乗船。入ってすぐのオープンスペースに10席ほどあり、前方と後方に客室があります。
後方客室は狭かったので、今回は広くて海面に近い前方の客室にしました。エアコン装備で暑い日も安心です。
高速船に乗る前に心配だった船酔い。船体の中央付近が比較的酔いにくく、前方や後方に行くほど揺れが大きく酔いやすいそうです。先に乗った人たちが、迷わず入口近くの席に座ったのは船酔い防止だったのか。
いそぽんは乗り物酔いしやすい体質。でも、15分のために酔い止めを飲むのはもったいないし、眠気で久高島を目一杯楽しめないかもしれない。今回も、ハワイのオプショナルツアー用に買った酔い止めバンドで凌ぎます。
「これで大丈夫」と自己暗示をかけたバンド。精神的に落ち着きました。
出だしは穏やか。予想に反して快適だったので、海面近くからの景色にワクワクしていたくらいです。
ところがですよ、ところがです。
高速船が本気を出した途端、ワクワクなんて余裕は一瞬で消え去りました。波が高めだったこともあり、船が上下にぐわんぐわん。ジェットコースターのような浮遊感がずっと続く。船体に響く「ガリッ」という鈍い音と振動。何の音か分からない不安もあって、「酔うかも」の四文字が脳裏に浮かびました。
動画が終わったときが「酔うかも」と思った瞬間。短時間の乗船だったので、シーバンドの上からツボを圧迫して凌ぐことができました。もし乗船時間が1時間以上だったらダメだったかもしれません。
お守り代わりに酔い止め薬も持って行きました。15分程度だと、酔ってから飲んでも効く前に到着してしまいますが、切り札があるという安心感は大事です。
フェリー
定員96名のフェリーくだかⅢ。客室は1階36名と2階60名。車椅子もスムーズに乗船できるように考えられています。
1階の客室は室内のみ。空調設置で暑い日でも快適です。
2階には甲板席があります。硬くて座り心地は悪い。そして暑い。でも、去りゆく久高島を眺めたり、海の風を感じられたりできるのが魅力。いそぽん家は甲板席に座りました。
もちろん、2階にも室内席はあります。
高速船の感覚が残っていたのか、フェリーは抜群の安定感。波の状態も朝より良かったからかもしれません。フェリーはまだ乗っていたいなぁと思ったほどです。
疑問だったこと
乗船前に疑問に感じていたことをいくつか紹介します。
久高島の旅行記はこれから少しずつ作成していきます
1日を有効に使える久高島観光ツアー
斎場御嶽+久高島
世界遺産『斎場御嶽』と神々が住む島『久高島』を地元ガイドと巡るツアー。ガイドツアーのあとにフリータイムもあり、島を満喫できます。那覇市内のホテル送迎付きなので、レンタカーを使わない人にも便利です。
このアイコンは久高島で撮りました
CHECK! 『斎場御嶽』&『久高島』ガイド付/那覇市内ホテル送迎
斎場御嶽+ガンガラーの谷+おきなわワールド
ガンガラーの谷は予約が必要なパワースポット。ツアーなら個人での予約は不要。隣接するおきなわワールドは鍾乳洞が有名。沖縄南部屈指の景観を楽しめるツアーです。那覇市内のホテル送迎付きで、レンタカーを使わない人にも便利。
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