アロ~ハ!いそぽんです。
ワイキキから東に向かって車で約30分、景勝地で有名なマカプウ岬を越すと、コオラウ山脈と海に挟まれた狭い平野があります。山側にはシーライフパーク・ハワイがあり、海岸には2つのヘイアウが残っています。
古代ハワイアンが聖地としたマカプウ・ヘイアウ<Makapu’u Heiau>にお邪魔しました。
イニキオロへ寺院とも呼ばれるそうです。
神聖な場所
『ヘイアウ』<Heiau>とは、昔のハワイアンが建てた宗教儀式を行う霊場のような場所のこと。ハワイ諸島にはいくつものヘイアウがあり、場所によって祈る内容や行事は違ったそうです。王族や神官しか立ち入ることができない場所や女人禁制だった場所もありました。
マカプウ・ヘイアウは王族や神官しか入れなかったのか、庶民の祈りの場になっていたのかは不明ですが、今もネイティブハワイアンにとって神聖な場所です。訪れる際は、お邪魔する気持ちを持ち、触れない、入らない、騒がない、持ち帰らないを守らなければなりません。
マカプウ・ヘイアウへ
最寄りの無料駐車場は『マカプウ・ビーチパーク』<Makapuʻu Beach Park>。
駐車場から公衆トイレに繋がる小さな階段を上ると、石垣が2段組まれています。真偽は定かではないですが、破壊された祭壇の痕跡だと聞きました。
駐車場から1分ほど歩くと、マカプウ・ヘイアウがあります。
ヘイアウに向って延びる道を歩いていると、正面に2つの島が見えます。
左はラビット・アイランドと呼ばれるマナナ島<Manana>。右はタートル・アイランドと呼ばれるカオヒカイプ島<Kaohikaipu>。
ラビット・アイランドと呼ばれる所以は、過去に食用ウサギを繁殖させていたからだそうです。また、島の形がウサギに似ているからとも言われています。今は海鳥の保護区域です。
タートル・アイランドの所以は、ウミガメが甲羅干しする島だからとか。
波の音をBGMに歩いていると、ヘイアウに到着です。マカプウ・ヘイアウは2つ並んでいて、1つは男性神を祀り、もう1つは女性神を祀っています。
男性神と女性神
男性神
男性神には、大漁や豊漁を祈願。
女性神
女性神には航海の安全を祈っていたそうです。
この地には、男性と女性のバランスを整える大地のエネルギーが流れていると言われています。近くに2つ並べてヘイアウを作った理由が分かった気がします。
どちらも火山岩の囲いの中には入れません。何も触れず、何も拾わず。
お邪魔しました。
周りを見回すと、これ以上ないくらいのハワイらしい景色が広がっています。溶岩に芽生える植物は、生命力に満ち溢れていました。
アクセス
マカプウ・ヘイアウ | |
---|---|
電話番号 | なし |
営業時間 | 24時間 |
定休日 | なし |
入場料金 | 無料 |
トイレ | あり(危険&汚い) |
駐車場 | あり |
公式HP | なし |
滞在時間 | 目安:約15分 |
マカプウ・ヘイアウの駐車場は、2017年からツアーバンの乗り入れが禁止になりました。アクセスはレンタカー、バス、ワイキキトロリーです。
レンタカー
レンタカーは東海岸線を走るルート。眼下に海が見える場所もあって、オアフ島ドライブでも人気のコースです。
ザ・バス
ザ・バスはワイキキからならクヒオ通りに出て23番のバスに乗り、終点のシーライフ・パーク・ハワイで下車。乗車時間は約1時間。バス停からは徒歩5分です。
GoogleMap
ワイキキトロリー
ブルーラインに乗車し、シーライフパークで下車。ワイキキからの乗車時間は約1時間です。
チケット料金(大人1人分)
ブルーライン・パス | 1日 | $30.00 |
全ライン乗り放題 | 1日 | $55.00 |
4日間 | $65.00 | |
7日間 | $75.00 |
全ライン7日間乗り放題/10日以内で7日間
2023年7月1日時点
あわせて訪ねたいスポット
ヘイアウのすぐ近くに、ヒーリングプールという場所があります。
マカプウ・ヒーリングプールへ
マカプウ・ヘイアウの近くには、パワースポットと言われるペレの椅子や絶景スポットのマカプウ岬ハイキングコースもあります。
マカプウ岬・ペレの椅子を目指して
マカプウ岬ハイキングへ
オアフ島屈指の景勝地を歩く
いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪