マカプウ・トレイル・ハイキングの景色と心構え

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マカプウトレイルの入口でジャンプするいそぽん

オアフ島最東端のマカプウ岬にある展望台。ここには、ハワイらしい要素が詰まった「ザ・ハワイ」な景色が広がり、ローカルにもツーリストにも人気の景勝地です。

マカプウ展望台 コオラウ山脈の切り立つ崖と海がきれい
マカプウ展望台からの景色
今回はもっと高いところへ!

そのマカプウ展望台の近くに、小高い丘を登るハイキングコースがあります。その名は、マカプウ・ポイント・ライトハウス・トレイル。坂道が続くコースですが、遊歩道は最初から最後まで舗装されていて、誰でもチャレンジできます。

ゴールはマカプウ・ポイントというビュースポット。絶景と称賛されるマカプウ展望台よりさらに上。そこには格別の景色が待っていました。ライトハウス・トレイルの名のとおり、灯台も見えます。

今回は、マカプウ・トレイルのハイキングで見える景色や心構えをご紹介します。所要時間は往復で60~90分が目安です。

マカプウ岬の場所を示すオアフ島マップ

マカプウ・トレイル ハイキング

おすすめ度

(3.5)

Review

いそぽん

ウォーキングしながら、ハワイの景色をたっぷり堪能できる楽しいスポットでした。雰囲気と景観は5点満点。でも、近くにトイレがない、日陰がなくて暑い、レンタカーがないとアクセスしにくい点に注意しないといけません。

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目次

時間と体力があれば
ペレの椅子も一緒に

駐車場を抜けるとハイキングのスタート地点。ここに、右に逸れる未舗装の道があります。この道はアラン・デイビス・ビーチとペレの椅子に繋がる道です。ペレの椅子はオアフ島で有名なパワースポットの1つなので、時間と体力があれば行ってみてください。ペレの椅子は往復で30分くらいです。

ペレの椅子とマカプウハイキングのスタート地点
入口の看板
ペレの椅子
ペレの椅子
マカプウトレイルの地図

目安時間

  • ハイキングのみ:往復60~90分
  • ペレの椅子+ハイキング:往復90~120分

マカプウ・トレイルをハイキング

Makapu‘u Point Lighthouse Trail

ハイキングコースは往復3.2km、高低差152m。舗装された歩きやすい道で、往復で1時間程度の初級者コースです。ダイヤモンドヘッドよりも歩きやすく、犬の散歩や産前産後の運動のために来る人もいるほどで、景色を見ながらのんびり歩けます。

マカプウトレイルの道 アスファルトで舗装されている

スタート地点から緩やかな上り坂を10分歩くと、1つ目のビュースポットがあります。水平線まで見渡せるハワイの青い海。

マカプウ・トレイルの途中で見える海の景色 遮るものがない

この先は崖。
現在は柵が設置され、展望台のようになっています。

絶景を見つつ、息が整ったら再出発。

12月~4月はザトウクジラが見えるかも

さらに5分ほど歩くと、クジラのイラストが描かれた看板があります。訪れるのが12月~4月ならザトウクジラの親子を見られるかもしれません。これくらいの時期にザトウクジラがハワイの海で出産や子育てをするからです。設置されている双眼鏡を覗いてみましょう。クジラを見るために、自前の双眼鏡を持ってくる人もいるそうです。

冬はマカプウ・トレイルからクジラの親子が見られると案内する看板

もしかしたら、看板の横から崖を降りていく人に出会うかもしれません。崖を降りて行き着く先は、マカプウ・タイドプール<Makapauu’s Tide Pools>。タイドプールとは、干潮時に岩場に残った海水でできる潮だまりのこと。海に戻れなかった魚が泳いでいることもあります。

マカプウ・タイドプールへの道は、足場が崩れたり、滑落したりすることもあるため、旅行者向きではありません。

ゴールを目指してハイキングコースを歩き続けます。ゴールまであと10分です。

マカプウ・トレイル クジラの看板からゴールを見上げる

道の難易度は低い。でも無条件に甘いコースではありません。
歩きやすく、坂は緩やか。それなのに足が重い。9月の暑さ、日陰のない道、アスファルトにこもった熱と照り返しが想像以上に体力を奪います。水は忘れちゃダメ、絶対。救いは日本より湿気が少ないことです。

植物に覆われたトレイル横の斜面
マカプウ・トレイルの舗装された道をゴールを目指して歩くつまぽん

横を見ると、大量のウチワサボテンが群生していました。「かわいいサボテン」とのん気に見ていましたが、固有種を駆逐してしまうため、ハワイでは外来の有害植物となっているそうです。

マカプウ・トレイルの途中で自生していたサボテン

マカプウ・ポイント(展望台)

ハイキング開始から約30分、マカプウ・トレイルのゴール『マカプウ・ポイント・ルックアウト』(マカプウ岬展望台)に到着。

展望台は3か所あって、1番低いところでも十分美しい風景を望めます。自分を焦らしながら、低いところから見ていきましょう。

マカプウポイント展望台
マカプウ・ポイント展望台 1つめの展望台 少し低い場所にある

コオラウ山脈の断崖絶壁と海。ハワイを象徴する大好きな光景の一つです。下のマカプウ展望台の景色も絶景ですが、上から見ると雄大さが増します。

1つめの展望台から見えるラビットアイランドとタートルアイランド
1つめの展望台から見える景色

透きとおった海と打ち寄せる白波。自然が作り出す色は美しい!
遠くにシーライフパークとマカプウ・ヘイアウも見えました。

1つめの展望台から崖下を覗き込んだところ
シー・ライフ・パークとマカプウヘイアウが見える

2つめの展望台。

マカプウ・ポイント展望台手前の斜面から見える景色
マカプウ・ポイント展望台手前の斜面から見るラビットアイランドとタートルアイランド
マカプウ・ポイント展望台手前から下をのぞきこむ

最後は1番高い展望台。
潮風が肌に心地いい。そして目の前には絵画のような島の景色が広がっていました。

マカプウ・ポイント展望台から見える景色
マカプウ・ポイント展望台から見える景色 ラビットアイランドとタートルアイランド

晴れた日に東の海を眺めると、モロカイ島が見えます。

マカプウ岬展望台から見えたモロカイ島

視線を落とすと、マカプウ灯台が見えました。赤い屋根をした可愛い灯台です。

マカプウ・ポイント展望台から見えるマカプウ灯台
マカプウ灯台 屋根が赤く見た目はかわいい

灯台に向かう道もありますが、道幅が狭い崖沿いで落石もあります。さらに途中で封鎖されているので、行く人はほとんどいないし、おすすめしません。

マカプウ岬の悲しい歴史

展望台から戻ると、慰霊碑があるのに気づきました。マカプウ岬の悲しい歴史が綴られています。

マカプウ岬展望台の慰霊碑

『カタリナという飛行艇が12.5時間の海上パトロールの任務を終え帰還しようとしていた。辺りは既に日没で暗くなり更に悪天候の為視界も悪くなっていた。
パイロットはこのマカプウ岬の灯台をバーバースの灯台と間違え、降下を始め着陸のため旋回を行ったところで、マカプウ岬の崖に激突してしまった。』

余力があればピルボックスへ

マカプウ・ポイントから後ろを見ると、さらに高いところまで登れる道がありました。舗装されていませんが、道はできています。
頂上には、戦時中に使われていたピルボックス(見張りや敵の攻撃に対処する施設)があります。頂上は360°パノラマビュー。ココヘッドまで見渡せる景色がご褒美です。どんな場所かはGoogleマップで確認できます。

展望台よりさらに高い場所

光景を目と心に焼き付けたところで早々に帰ります。いつトイレに行きたくなるか分からないし。歩いてきた道を戻るだけなので迷うことはありません。

マカプウハイキングの帰りに見えるココヘッド
マカプウトレイルの入口でジャンプするいそぽん

帰りは20分くらいでした。

暑さと紫外線は難敵ですが、ベビーカーを押しながらでも歩ける優しいハイキングコースでした。上まで登らないと見えない景色。日焼け止めと水分を準備して出かけましょう。

持ち物と注意点・心構え

持ち物

  • 汚れてもいい歩きやすい靴
  • スマホまたはカメラ
  • 飲料
  • タオル
  • サングラス(あれば)
  • 日焼け止めはマメに塗り直す

心構え

  • トイレがない
  • 自販機や売店がない
  • 日焼けする
  • 暑い&日影がない

近くには売店どころかトイレもありません。

最寄りはマカプウ・ビーチ・パークかハワイ・カイ・ゴルフコース。いずれも徒歩で行くには遠く、車の往来が激しい道を歩かなければいけません。

マカプウ・ビーチ・パークのトイレは、汚いを超えた惨状でした。それ以上に問題なのは、ハワイの公衆トイレは事件が発生しやすい場所ということ。ホームレスや薬物中毒者がいると危険です。
ハワイ・カイ・ゴルフコースは、トイレだけ借りるのはマナー違反。中のレストランを利用したついでに借りましょう。ここのロコモコは美味しかったです。

日焼け止めなしの結果

9月の晴れた日。途中から上半身裸でハイキングした結果。
サングラスを掛けていたストラップの跡がクッキリ。Tシャツを脱いでいたのは1時間未満。これがハワイの紫外線です。

ハワイで日焼け(マカプウハイキングの後)
ハワイで日焼け(マカプウハイキングの後)ストラップの跡がくっきり付いている

マカプウ・ポイント・トレイルの行き方

ワイキキから車で30分程度。駐車料金は無料。景色がいい海岸線のドライブです。

ザ・バスの停留所が近くにないため、マイカーやレンタカーで来る人が圧倒的多数。そのため、駐車場が満車になりやすく、駐車場近くの路肩に停めているのをよく見ます。そこも満車になると、マカプウ展望台の駐車場、さらには一般道の路肩まで車で溢れていきます。

そんな状態なので、マカプウ周辺は車上荒らしが多発。特にレンタカーは狙われやすいそうです。車内には一切の物を残さないようにしましょう。

レンタカーで行くのなら、午前7時の開門直後が狙い目。そして平日にスケジュールを組みましょう。
日の出を見るために午前7時以前に来ている人も多いですが、レンタカーは保証の問題(開園前の駐車)があるので確認が必要です。

ザ・バス

ワイキキのクヒオ通りから1時間ちょっと。
最寄りのバス停は2か所あり、入り口まで徒歩で約20分。バス停からハイウェイの路肩を歩きます。スピードを出す車が多いので、特に子ども連れは避けましょう。

バス停

  • ハワイ・カイ・ゴルフコース:傾斜が緩い
  • シーライフ・パーク・ハワイ:上り坂で途中から路肩が狭くなる
マカプウ岬 バス停からの歩行ルート
ハワイ・カイ・ゴルフコースからの2つのルートについて
  1. ハイウェイをそのまま歩き、途中で脇道に逸れる
  2. 南側に戻って、カイヴィ・ショアライン・トレイルを歩く
    (ペレの椅子に出る)

1.のルート

1.は車両の出入口まで歩いても構いませんが、少しだけショートカットできます。車道のガードレールの奥にもう1つガードレールが見えたら、ショートカットの入口です。
入口 Google Map

2.のルート

距離も時間も長くなりますが、ハイウェイを歩く距離は短くて済み、一般の旅行客が見ない景色が広がるルートです。ペレの椅子からハイキングルートに合流します。人が少なく未舗装の道で、入口が塞がっているかもしれません。
入口 Google Map

【Google Map】
ワイキキからザ・バスでアクセス

送迎シャトルツアー

マカプウ灯台ハイキング シャトル予約(往復送迎/シェラトンワイキキ発着)

滞在時間:約90分
催行会社:BLUE WAVE TOUR

シェラトン・ワイキキ・ホテル発着、マカプウ・トレイル駐車場まで行く送迎シャトル。ハイキングにガイドは同行しません。送迎だけなので、英語ドライバーになることがあります。

ツアー掲載サイト:楽天トラベル観光体験

マカプウ・ポイント・トレイル
基本情報

Makapuʻu Point Lighthouse Trail

住所Makapuu Lighthouse Rd, Honolulu, HI 96825
Google Map
電話番号なし
開園時間夏期 07:00-19:45
冬期 07:00-18:45
定休日なし
入場料金無料
予約不要
トイレなし
駐車場あり・無料
公式HPdlnr.hawaii.gov 英語サイト
滞在時間90分~
いそぽん

ハイキングは日焼け対策を万全に!

いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪

過去画像(思い出用)
マカプウ岬ハイキングの最初のビュースポットでかっこつけるいそぽん

すれ違った欧米人の真似をしてTシャツを脱ぐ。後でひどい日焼けをすることになった。

マカプウ・ポイント展望台 狭い
マカプウ・ポイント展望台 フェンスに無数の鍵がくくられている

再整備される前の展望台。縁結びのご利益があると思われていて、フェンスの金網には鍵がびっしり。でも、数が増えすぎると役所の人が切り取ってしまう。逆に縁起が悪いんじゃないかと思った。

マカプウ・ポイント展望台の手前は舗装されていない斜面

舗装される前の頂上付近の様子。これはこれで「締め感」があって悪くなかった。

マカプウ・ポイント展望台手前の斜面で遠くを眺めるいそぽん

ひときわ大きな石。この周りも舗装されて、柵は新調されている。石は同じ場所に残っている。
ハワイでは石に神が宿ると言われていることを後で知って反省した。迂闊に大きな石に乗ってはいけない。

灯台に逸れる場所

マカプウ展望台に続くもう1つのハイキングルート
マカプウ灯台のアップ
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タップすると順位アップするようです
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