アロ~ハ!
いそぽんです(^^♪
突然ですが、みなさんはハワイ旅行に行く時、海外旅行保険に加入していますか?
ハワイ旅行には多くの費用がかかりますよね。だから「節約できるところは節約したい」と考えるのが一般的だと思います。
そんな時にふと悩むのが海外旅行保険ではないでしょうか。
いそぽん家は初めてのハワイ旅行の時から毎回入っていますが、幸い保険のお世話になったことはありません。人によっては無駄な出費と考えるかもしれませんが、それでも毎年入り続けています。
保険って基本的にそういうものだと思っています。何もなければお金が減るだけですがそれはそれで幸せ。万が一トラブルがあった時にお金のストレスを減らせる。
飛行機代とかホテル代の一部程度に考えています。
そこで今回は、ハワイ旅行で海外旅行保険は入るべき?という悩みについて私の意見を紹介しようと思います。
先に結論を言うと、入っておいた方がいいです。
むしろ出費が気になる人ほど入っておいた方がいいと思います。
ハワイ旅行では海外旅行保険は入っておくべき
普段から健康な人ほど、旅行先でまさかハワイで病院に行くことになるなんて考えませんよね。ハワイは日本人旅行客が多いし、安全で安心、何かあってもどうにかなると根拠のない自信を持っていたりしませんか?
楽園ハワイといっても結局はアメリカ。アメリカの中では治安がいい方と言われるハワイでも、日本と比べると犯罪の発生件数が多く、観光客を狙っている輩だっています。病気だけではなく、何が起こるかわかりません。
水が合わなくて皮膚の問題が発生した人だっていますし、観光地で暴行事件に巻き込まれた人もいます。車と接触してケガをすることだってあります。病気やケガで入院して、日本では想像もつかないくらいの多額の医療費を請求されることも実際に起こっているんです。
だから旅行前に海外旅行保険への加入を損得ぬきで検討しておくべきです。
外務省海外安全ホームページでは、以下のように注意喚起されています。
海外旅行保険加入の必要性
米国国内で入院治療を受けたものの,保険に加入していなかったために,莫大な治療費の支払いに苦しむ邦人旅行者が後を絶ちません。ハワイ州も病院の医療費は,極めて高額となっており,ICUに収容されると1日5,000ドル以上かかる例も少なくありません。救急車も有料で状況に応じて数百ドル~千ドルを超える費用がかかります。2週間程度の入院・加療により,病院側から総額30万ドル(約3,000万円)を超える請求があった例も報告されています。海外を旅行する際は,海外旅行保険に加入することを強くお勧めします。ただし,既往症のある方の場合や,危険を伴うスポーツやレジャーなどに参加する場合には保険が適用されないケースもあるので,保険会社に確認の上,あらかじめ十分な保険に加入してください。なお,クレジットカード付帯の保険は,往々にして限度額が数百万円程度である等,重篤なケースでは十分に対応できないことに留意する必要があります。
引用元:外務省 海外安全ホームページ ハワイ

何もしていないのに被害者になることも
ハワイで実際に起こった事件ですが、日本人観光客も多く訪れるカカアコエリアにある公園の公衆トイレでそれは発生しました。
家族でカカアコを訪れ、公衆トイレを利用した際に運悪くドラッグを使用していた男性と鉢合わせになり、何度も殴られ歯を折られ、頭蓋骨陥没など大けがを負いました。
その後救急搬送され応急処置を施されましたが、このまま入院していては多額の医療費がかかることを知り、重傷を負ったまま日本へ帰国、手術後入院生活を送られたそうです。
アメリカで行われたのは応急処置のみらしいですが、それだけでも700万円以上の治療費を請求されたそうです。
※その後さらに追加の請求が届いたという話も。
このように何も悪いことをしていないのに事件に巻き込まれてしまうケースも実際にあります。心のダメージは消せませんが、治療に関わる費用の負担だけでも減らせるのが海外旅行保険です。
そして、アメリカの医療費は特に高額という点にも注意しておきましょう。
クレジットカードの保険金では不足することも
クレジットカードの中には海外旅行保険がついているものがあります。
海外旅行をするならクレジットカードは持っていると思います。だからカードの保険でいいのではと考える人も多いです。確かに小さなケガや事故ならそれでも十分ですが、場合によっては全然足りません。一般的なクレジットカードに付帯している補償内容は、補償金額が少なく不足分は自費になります。
例えば三井住友VISAカード(クラシック)では、死亡保険金が最高で2,000万円、傷害治療費用が50万円、疾病治療費用が50万円、賠償責任が2,000万円、携行品損害が15万円、救援者費用が100万円となっています。
これだけ見ると充実していそうですが、怪我の治療費の補償は50万円です。先の暴行事件でかかった費用には遠く及びません。クレジットカードによっては、200万円、300万円と補償してくれるものもありますが、それでも足りませんよね。



障害治療費用や疾病治療費用は特に注意してチェックしてください。
自分で立て替えないといけない場合がある
さらにクレジットカードの海外旅行保険では、一部を除いた大半は保険会社が支払いを立て替えてくれるサービスがありません。
だから、一旦自分で支払ってから後日保険会社に請求し、保険金を受け取ることになります。アメリカではもし支払いができないと判断された場合、十分な治療を受けることができないこともあります。
このような理由で、クレジットカード付帯の保険だけでは不安なケースもあるのです。
ちなみに複数枚クレジットカードを持っている人もいると思いますが、全てのクレジットカードに付帯している補償を単純に合算できるわけではありません。
死亡保険金に関しては、複数枚持っているクレジットカードの中で、一番補償額が高いものが適用されます。例えばAカードの補償額が1,000万円で、Bカードが2,000万円の補償だった場合は、2,000万円を限度額として支払われるということになります。
ただ、それ以外の補償については合算することができるので、手持ちのクレジットカードの付帯海外旅行保険の補償内容を事前に確認しておくと、海外旅行保険に加入する時にどれぐらい補足したいかが見えてきます。
もちろん死亡保険金以外の補償については、基本的に実際に保険に入った人が損害を被った額を補償するものになるので、自分が実際に払った金額、実費が補償されることになります。合算できるからと言って、それぞれの保険会社から同じ額を補償してもらえるわけではありません。
クレジットカードの保険は持っているだけではダメなものも
もう1つ気をつけないといけないのが、クレジットカードの保険には、自動付帯と利用付帯がある点。自動付帯は持っていればいいですが、利用付帯は旅行費用をそのカードで支払っていないと保険金は支払われません。
※マイカーやレンタカーは適用になりません。
年会費無料なのに治療費の保険金は200万円まで出してもらえます。
海外旅行保険の補償内容とは
ところで海外旅行保険はどんなものを補償してくれるのでしょうか?
補償される項目としては、クレジットカードに付帯しているものと同じような内容で、保険金が違ってきます。
治療費用
怪我や病気が全て補償されるわけではありません。
例えば旅行期間前から発症していた病気が悪化した場合の治療費は補償対象外、または上限付きで一部だけ補償という保険があります。
また、危険があると分かっている行為によって怪我をした場合も、補償対象外になる場合があります。
スカイダイビングのツアーなどは危険を伴うものなので補償の対象外です。
車のようなモーター付の乗り物を運転している時の事故も対象外になることが多いので、レンタカーを利用する時は必ず車の保険にも入るようにしてください。
死亡・後遺障害
次に死亡・後遺障害の補償ですが、これも怪我と病気によって分類されています。
怪我、もしくは病気で死亡した場合に支払われる保険金と、後遺障害が残るような怪我や病気をした時に支払われる保険金です。
救援者費用
「救援者費用」という補償ですが、これによって補償されるものは色々あります。
保険をかけている人が現地で入院し、現地に家族が迎えに行く時の交通費や宿泊費、スキー場や海などで遭難した時の捜索・救助にかかった費用、遺体搬送費用、現地の病院から日本の病院への移送費用などです。
こういった費用も自分で負担するとなると、莫大な金額が請求される可能性があります。
個人賠償責任
「個人賠償責任」の補償についてですが、こちらは簡単に言うと、他の人を怪我させてしまったり、物を壊してしまった時に弁償する時の補償です。
例えばサイクリングをしていて、前方不注意で通行人とぶつかり、大けがをさせてしまった場合、その人の治療費などを補償してくれるということです。
ただし、保険に入っている人の過失が認められた場合のみなので、お互い前方不注意で、相手にも過失があった場合は補償されないこともあります。
この補償をつけているからと言って「私の保険で補償できます!」などと安易に言わない方が良さそうですね。
携行品損害
「携行品損害」の補償は自分の持ち物に対する補償です。持ち物が盗まれたり、破損したり、事故で損害を受けた場合に支払われます。
ただし、全額補償してもらえるわけではなく、その時点でのカメラの使用年数などによって金額が算出され、時価が支払われます。また、上限があるので、高額なものは持って行かないようにしましょう。
携行品損害は盗難の場合も補償してもらえるので、海外旅行では安心ですね。
もちろん補償対象外のものもありますので、加入する時に補償範囲はチェックしておいてください。
「航空機寄託手荷物遅延等費用」「航空機遅延費用」
最後に「航空機寄託手荷物遅延等費用」と「航空機遅延費用」についてです。
航空機寄託手荷物遅延等費用は、航空会社に預けた手荷物を紛失されたり遅れたりした場合、必要な着替えなどを購入しなければいけなくなります。その費用を補償してもらえます。
航空機遅延費用は、飛行機が欠航したり大幅に遅延したりして、ホテルで一泊しなければいけなくなった場合に交通費や宿泊費を補償するというものです。
海外旅行保険は、ここで紹介した補償内容の中から自分に必要な項目を選び、補償金額を自分の希望額に設定し加入することができます。または、保険会社が作ったプランの中から、自分に見合ったプランを選んで加入することもできます。
個人で申し込みしている人の例
いそぽん家は、ルックJTBでツアーを申し込む際に紹介される海外旅行保険に加入しています。いそぽんは思考が停止しているので、いろいろ考えたり比較するのが大の苦手。だからそのまま加入しています。
旅行会社から紹介される海外旅行保険は、仲介手数料が入って損しそうなイメージがあるかもしれませんが、ルックJTBで紹介されるジェイアイ傷害火災は、ネット申し込みと費用を比べてみたところ、掛け金が同じだったので手数料は入っていません。
だから個人で申し込むより損するということはありません。
※他の旅行会社の手数料の有無は分かりません。
ただし、ルックJTBで紹介される海外保険は、各補償内容の保険金が決まっているプランの中から選ぶので、細かい設定をしたい人向けではありません。
「保険が苦手で細かいことが分からない、でも手厚い補償にしたい」という人には便利ですが、細かく補償内容を設定して費用を安く抑えたい人向きではありません。
そこで、このブログでお世話になっているハワイ在住のMeliaさんに聞いてみました。
移住する前は頻繁にハワイに行っていて、自分で海外旅行保険を申し込んでいたので参考になると思いますよ。



私がよく利用するのは損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【Off!(オフ)】という保険です。
この保険を使い始めたきっかけは、自分にとって必要なものだけを必要な金額で選んで加入でき、保険料を安くおさえることができるからです。もちろん基本的なパッケージもありますので、あまりこだわらない、よくわからない、という方はパッケージが良いと思います。
オーダーメイドにすると、掛け金をいくら追加すればこれだけ補償額をあげられる、というのが分かるので便利です。
例えばハワイに5日間旅行に行く場合、治療費用の補償最低額を500万円に設定した場合、掛け金は1,050円です。これを500万円から1,000万円に増やすといくらかなと調べると、実は掛け金は20円しかアップしていません。それなら1,000万円にあげたくなりませんか?私はあげたくなります(笑)
賠償責任についても、掛け金20円だけで1億円の補償がつけられるので、万が一の時のためにつけておくのも良いと思います。
また、元々生命保険に入っているから、死亡した場合の補償はいらない!という人もいますよね。そういった場合は不要な補償をとれば少し安くできます。
こういった感じで、私がよく設定するプランは、治療費用1,000万円、個人賠償責任1億円、救援者費用1,000万円程度の内容で、保険料は大体1,100円~1,200円ぐらいです。
これぐらいの金額で安心を買うことができるので、お得だと思っています。
私は以前にも約1年半ハワイに住んでいましたが、今までになったことのないような皮膚病になり、病院に何度も通い、高い薬を購入することになりました。
お医者さんに5~10分程度会ってお話するだけで100ドルほどかかり、薬も一種類で200ドル…。
立て替えらる範囲だったので、一旦立て替えて保険会社に請求し、全額補償してもらうことができましたが、保険に入っておらず、全額自己負担だったらかなりきつかったです。
下手すれば日本に一回帰って国民健康保険を使って治療してもらった方が安いんじゃないかってぐらいです。後悔してもお金は返ってきませんので、万が一のために最低限の海外旅行保険に入っておいた方がいいと思いますよ!
とのことでした。
保険っていざという時に頼りになるけど、いざという時がこなければ無駄になる。ここで悩むわけですが、いざが起こった時のダメージが半端ないのがアメリカです。入っておいた方がいいと思います。
ハワイ旅行で人気の海外旅行保険は?
旅行会社を使わず個人で申し込む場合、ハワイ旅行でオススメな保険はMeliaさんが紹介していた損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険【Off!(オフ)】です。
➡損保ジャパン日本興亜「新・海外旅行保険【off!(オフ)】」
実際に見てみましたが、ホームページが使いやすく保険料も安いと思います。
また、業界初のLINEでのトラブル対応もいいですよね。海外だと気楽に電話もできないので、WiFiさえあればLINEですぐに連絡できるのは助かると思います。
そしてもう一つは、AIG損保(旧AIU保険)です。昔から海外旅行保険の大手のイメージがあります。ちなみに、Meliaさんが一年半の滞在中に入っていたのはAIUだったそうです。
アメリカ政府からも推奨されているっぽいですね。
AIG損保の保険は、治療費と救援者費用を無制限に設定できる「インフィニティプラン」というのがあります。損保ジャパンは無制限にできないので、治療費と救援者費用の補償を厚くしたい人に良さそうですね。治療費の保険金を重視している人は多いと思います。



AIG損保で治療費無制限のプランに加入した場合、家族2人で5泊7日のハワイ旅行の掛け金は15,000円ぐらいです。
高いと思いました?
でも実際にあった治療費の例を紹介します。
最終的な請求額は約8,000万円。
※この中には治療費だけでなく、ご家族がアメリカに行かれる時の渡航費なども含まれています。
この金額を考えれば安いですよね。
いそぽん家がルックJTBで申し込むのはこの2つではありませんが、治療・救援費用は無制限になっています。
結局、保険のお世話になったことはないですが、海外旅行保険はお守り代わりです。今回も使うことがなくて良かったと思うようにしています。
加入できる期限ですが、自宅を出発する前までに加入しておくのが原則です。ただ、最悪の場合は空港のカウンターや自動販売機で手続きできますが、保険料が高くなります。



何か起こってしまう前に海外旅行保険への加入を検討してみてくださいね!
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