【友利のあま井】味わい深い景色が◎ 最深部は神経使う

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友利のあま井 穴の下から見上げた景色

東平安名崎からヒルトン宮古島まで南海岸線をドライブ。ムイガー断崖の次に友利のあま井〈ともりのあまがー〉に行ってきました。

宮古島で『井・がー』といえば井戸のこと。でも友利のあま井は、地上から桶を下ろして水を汲み上げる井戸ではありません。地上に空いた穴を底まで下り、水を汲んで持ち帰る井戸です。このタイプの井戸は『降り井〈うりがー〉』と呼ばれ、先に訪れた大和井〈やまとがー〉盛加井〈むいかがー〉も仲間です。

深さ約20メートルの大きな穴。地表と穴の底は石段で繋がっています。当時の水汲みは女性と子供の仕事で、急峻な石段を毎日何往復もしていたそうです。

というわけで、今回は友利のあま井をレビュー。
駐車場事情や洞穴に入る際の注意点、ちょっとイイ感じの写真も紹介していきます。

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目次

駐車場がない

友利のあま井には駐車場がなく、路駐がしにくい場所にあります。周辺の道幅が狭い上に、追い打ちで目の前がヘアピンカーブ。無理な路駐はトラブルのもとなので、市営のインギャーマリンガーデン(イムギャーマリンガーデン)の第2駐車場を使わせていただきました。徒歩6分の距離です。

インギャーマリンガーデン第2駐車場
インギャーマリンガーデン第2駐車場
インギャー第2駐車場の近くにある魚のトンネル
地元の子どもたち作
魚のトンネル
インギャー第2駐車場と友利のあま井の間の道
途中の道
道幅は車1台分

インギャー第2駐車場から道なりに歩くだけ。ヘアピンカーブの先端が友利のあま井です。

よく見ると、入口の左に車1台駐車できるスペースがありました。でも先客がいたら詰みなので、歩いてきてよかったです。

友利のあま井の前の様子
友利のあま井入口の様子
友利のあま井 車を駐められそうなスペース
1~2台駐車できそうなスペースがありました

案内板(テキスト)

友利のあま井の案内板 劣化が酷く読めない
平成元年(1989年)製

読めませんでした。

県指定有形民俗文化財
城辺町ぐすくべちょう友利ともりあまがー
昭和56年3月30日指定

友利あま井は、城辺町字砂川ぐすくべ あざ すながわと字友利の境界にあって、友利元島遺跡の西側に隣接する自然洞窟の湧水で、2回の地殻変動で形成されたといわれる。降り口から渋滞水層露出面までの深さは約20メートルで、自然洞窟の湧水としては規模が大きく、水量も豊かである。

 昭和40年(1965年)に城辺町の上水道が全面的に普及する以前は、この湧水が飲料水をはじめ、生活用水として貴重であった。水を運ぶのは婦女子の日課で、あま井に降りる石段の側壁の岩には、手で支え登ったために、摩滅してしまったところが数ヵ所あり、当時の苦労がしのばれる。

 あま井については、『雍正日記ようせいにっき』(1727年)に「掘年数不明」と記されている。明和の大津波(1771年)以前は、友利、砂川、新里の各元島(旧集落)の住民が共同で利用し、現在地へ移動した後も、人びとの生活に役立ってきた。地域住民の水利用のあり方と、その歴史的変遷を知る上で貴重であり、同時にシカ化石を含む洞窟としても重要な文化財である。

補足
砂川…方言読み「うるか」、行政上「すながわ」
太字はいそぽんによるもの

上記の説明を短くした石の案内板もありましたが、これもまた読めませんでした。

友利のあま井 石の案内板
平成18年(2006年)製
これも読めない

友利のあま井の中へ

洞穴に入る石段の右横に1基の石標。「天川改築紀念碑」と彫られているのが薄っすらと分かります。
天川=あま井でしょうか。

友利のあま井 天川改築紀念碑
天川改築紀念碑 紀念=記念
この碑も読みづらくなっている
友利のあま井 石碑と洞穴の入口

多くの人が幾度も歩いた石段は、角がすり減って丸みを帯びています。奥に進むほど石段は滑りやすくなり、最深部は真っ暗闇でつるっつるでした。そんな環境なので、明かりが届くところで引き返すくらいがちょうどいいのかもしれません。

友利のあま井 石段
1人分の幅
友利のあま井の中 石段を振り返る
雨の後は滑りやすい
落ち葉も滑りやすい
友利のあま井 穴の底を見下ろす
洞窟の底を見つめる
友利のあま井 石に何か文字が刻まれている
大きな石に刻まれた文字(いま気づいた)

踊り場

友利のあま井 踊り場からの景色
暗闇の奥に井戸がある

踊り場から地上を振り返ると、細かい石が敷き詰められている箇所があります。窪みを石で埋めて歩きやすくしたのでしょうか。びっしりと綺麗に埋め立てられていました。命の道を作るために並々ならぬ努力があったのだろうなぁと想像するのも楽しいです。

友利のあま井 踊り場からの景色 石積みの跡

ここで引き返すなら、上を向いて写真を撮るのを忘れずに。穴に入ったら必撮の1ショットです(2回目)。

友利のあま井 石段の踊り場から上を見たところ

石段を下りると最深部は目前。
ですが、ここから先がめちゃくちゃ滑る。気をつけていても滑ります。加えて、ライトがないと何も見えない暗闇。めちゃくちゃ神経使います。だからここで引き返す人も多い。無理は禁物です。

ここでも上を向いて写真を撮るのを忘れずに。穴に入ったら必撮の1ショットです。

友利のあま井 最深部の手前
この先に地下水だまりがある
友利のあま井 穴の底(最深部)から見上げたときの写真
友利のあま井 最深部の石段 暗くて見えにくい
暗い
スマホと100均のペン型ライトを使用
友利のあま井最深部 石段の摩滅具合がひどい
つるっつる
友利のあま井最深部 井戸 地下水が湧いている
中途半端なライトは役に立たない
友利のあま井最深部 明るさを加工 井戸 地下水が湧いている
画像の明るさを調整

琉球石灰岩の層で濾過されてから湧き出た地下水。水紋が出て初めて存在に気づく透明度。そんな地下水は今なお豊富に湧き出ています。
1965年までは飲用にも使えましたが、現在の水質は飲用に適さないそうです。

近くにコンクリートで囲われた水槽のようなものもありました。1950年代に開設されたという簡易水道の施設の一部でしょうか。ここでは最新設備です。

友利のあま井 コンクリートの水槽

感想まとめ

たった1往復でも神経をすり減らしました。それを毎日何往復もしていた歴史。重い水を担いで石段を上り、家に帰ったらまた井戸に行く。想像を絶する苦労の毎日。命を繋ぐためとはいえ、頭が下がる思い。

そんな場所を、観光で訪れることができる現代と祖先に感謝しながら、友利のあま井を後にしました。

自然が作り出した洞穴の特殊な雰囲気、目に映る神秘的な景色、足元には現実的で生々しく劣化した石段。遺跡が好きな人ならワクワクできると思います。

持ちもの

必須

  • 滑りにくい運動靴
  • 奥まで行くならライト

あると便利

  • リュック
    いざという時に両手が使える
  • 虫よけ
  • 軍手

施設情報

友利のあま井の中 途中で入口を振り返る
友利のあま井
営業時間24時間
定休日なし
住所宮古島市城辺字砂川東表原1137(地図
電話番号なし
入場料無料
トイレなし
駐車場なし
滞在時間15~30分
売店なし
公式HP www.city.miyakojima.lg.jp
備考照明等の設備なし
※営業時間や定休日等は、訪問前に公式ホームページで最新情報をチェックしてください

周辺散策に役立つWebサイト

もし友利のあま井周辺を歩いて散策するなら、『綾道あやんつ 砂川・友利うるか ともりコース』(運営:宮古島市教育委員会)が参考になります。

PDF

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Article author いそぽん
Photo & Experience 2025.11

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