【漲水御嶽/宮古島】宮古神社から徒歩2分。旅行者も入れる御嶽

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漲水御嶽

宮古島で格式の高い御嶽《漲水御嶽〈はりみずうたき〉》へ行ってきました。

御嶽とは神様が降り立つ場所のことで、集落に住む人たちが大事に守ってきた神聖な祭祀場でもあります。信仰の対象は自然だったり、神格化された祖先だったりと様々で、かつてのお墓が御嶽になっていることも。宮古には800余りの御嶽があるそうです。

島人にとって心の拠り所となる大事な場所なので、観光客の立ち入りを禁ずる御嶽は多く、古くからの慣わしに従って男子禁制の御嶽もあります。

一方で、漲水御嶽は観光客でも入ることができる開かれた御嶽。信心深い人だと、「宮古島に入った日」と「出る日」の両日とも参拝するのだとか。僕たちは宮古島旅行2日目に訪れました。

目次

漲水御嶽

漲水御嶽は宮古神社から徒歩2分の場所にあります。宮古神社の『一の鳥居』を出て、『漲水石畳道』を歩いたら到着です。

宮古神社の駐車場から一の鳥居を見下ろす
宮古神社を『一の鳥居』から出る
漲水石畳道に下りる階段
『一の鳥居』を出た正面にある階段
漲水石畳道
歴史を感じる漲水石畳道を歩く

漲水石畳道を出るとすぐ鳥居が目に入ります。御嶽でこれだけ立派な鳥居を構えているのは珍しい。

漲水御嶽の鳥居
漲水御嶽の鳥居は公道に立っています
車に注意!

この鳥居は2017年に建立されたもので、初代は1918年に行われた神殿と拝殿の建て替えの頃とみられています。老朽化に伴い現在の鳥居に建て替えた際、併せて『漲水御嶽』と記した扁額が付けられました。

ちなみに、1918年頃から漲水御嶽は《漲水神社》と呼ばれ、戦後に元の呼び名である《漲水御嶽》に戻ったそうです。

漲水御嶽の扁額
扁額

鳥居のくぐり方は神社と同じでいいとのこと。
端に立ち、一礼してからくぐります。

歴史に興味がある方は、神奈川大学学術機関リポジトリ『宮古の御嶽と鳥居―その背景について考える―』にあるPDFをダウンロードすることで学べます。

石の案内板

案内の碑『漲水御嶽と石垣』
石の案内板のテキスト

市指定史跡「漲水御嶽と石垣」
指定年月日 昭和49(1974)年8月29日

宮古島創世の神話ならびに人蛇婚説話等にいろどられ、古代宮古人の源流をさぐる上からも貴重な御嶽である。南側石垣は目黒盛の玄孫・仲宗根豊見親(忠導氏祖)が1500年中山王府の先導で、八重山の「オヤケ赤蜂らの事件」制圧にさいし、神霊の加護で勝利したら神域を整備、奉納すると誓願、めでたく凱旋した戦勝記念に築いたと、『忠導氏正統家譜』に明記されている。オヤケ赤蜂らの制圧については賛否分かれるところであるが、石垣そのものは直接には民衆の労働の成果であり、当時の石造技術を知るうえでも貴重である。

※リンク先はWikipedia

ひと目見て、「これが御嶽?」と思いました。
御嶽に詳しいわけじゃないけど、今まで見てきた御嶽とは印象が違い過ぎました。

漲水御嶽の正面

重厚でしっかりした社殿を構え、灯籠や手水舎があり、拝殿にはしめ縄が飾られています。沖縄併合後の同化政策による影響なのか、国家神道の様式が随所に見られて驚きました。

手水舎

漲水御嶽の手水舎

拝所(拝殿)
中に入る前に一礼

先に参拝している人がいたら外で待ちます。祈りを妨げてはいけません。
また、地元の人を優先するようにしてください。

漲水御嶽 拝所にあった扁額
漲水御嶽の拝殿と本殿

お賽銭を入れ、胸の前で手を合わせて拝みます。
心の中で「氏名、住所、生年月日、干支」を伝えて自己紹介しましょう。

拝所の横にある広場

漲水御嶽 広場
漲水御嶽 イビを横から見たところ
漲水御嶽 扁額が読めない
扁額が損傷していて、祀られている神様は分からなかった

漲水神社の参拝方法まとめ

  • 鳥居の端の方に立ち、一礼してからくぐる
  • 中央を歩かない
  • 手水舎で手口を清める
  • 拝所の前で一礼
  • 手を合わせて拝む、柏手は打たない
  • 拝所の前で一礼
  • 鳥居を出てから一礼

不揃いの石垣を見る

漲水御嶽を囲っている石垣。なぜか北側、東側、南側で石の形が違う。違う理由は調べていないですが、ちょっとおもしろかったです。思い出したら見てみてください。
ちなみに、市指定史跡の案内に書かれている石垣は南側です。

北側の石垣

形は不揃い。小さめの石を隙間なく積んであります。

漲水御嶽 北側の石垣
漲水御嶽 北側の石垣

東側の石垣

加工が明らかで、四角の石を斜めに積んだ近代っぽい石積みです。

漲水御嶽 東側の石垣

北側と南側のつなぎ目

漲水御嶽 北側と東側の石垣のつなぎ目
明らかに違うのがおもしろい

南側の石垣

四角に加工されているけど大きさはバラバラ。目地が水平になるように積まれています。あと、ガジュマルが貼りついていました。

漲水御嶽 南側の石垣
漲水御嶽 南側の石垣 ガジュマルが貼り付いている

施設情報

漲水御嶽
営業時間24時間
定休日なし
住所沖縄県宮古島市平良西里8
電話番号なし
入場料無料
トイレなし
駐車場なし
正面(東側)以外は駐車禁止の標識あり
滞在時間10~20分
売店なし
公式HP 宮古島市役所【市指定:史跡】漲水御嶽と石垣

以上、漲水御嶽でした。
次は『豊見親の墓』です。

漲水御嶽の裏にモンテドール

漲水御嶽の裏にバナナケーキで有名なモンテドール本店があります。

モンテドール本店の店内
モンテドール本店 宮古島とバナナケーキの歴史
泡盛よっぱらいケーキ

お土産に購入したのは、『ミニバナナケーキ』と『泡盛よっぱらいケーキ(直営店限定販売)』。どちらもほぼ想像どおりの味だったけど、美味しかったです。

営業時間 9:00-19:00
定休日なし

https://www.montedoll.com/

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Article author いそぽん
Photo & Experience 2025.11

参考

1.神奈川大学 学術機関リポジトリ『宮古の御嶽と鳥居―その背景について考える―』

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