石垣島から最も近い離島『竹富島』に行ってきました。
「今年は石垣島だ!」
初めての石垣島旅行。地理的なものを何も知らないまま、島内の観光スポットばかり調べていました。
皆さんはご存知ですか。
石垣島から船で行ける離島の存在を。

由布島:西表島から水牛車で移動
新城島:ツアーまたはチャーター便のみ
加屋真島:ホテルみやひら所有。ツアーのみ
石垣島から行けるというより、石垣島からしか行けない。
かの有名な西表島《いりおもてじま》も、石垣島から船で行くしかないんです。初めて知りました。
というわけで、石垣島に滞在している間に、どこかの離島に行かないともったいない気がしたので、1番近い竹富島に行くことにしました。
西表島も波照間島も行ってみたいけれど、もったいない以前にお金がない。時間もない。まずは竹富島に全集中。
よく言われる竹富島の魅力をまとめると
- 赤瓦屋根と白砂の道:沖縄らしい建物と美しい町並み
- 水牛車観光:三線の音色とともに島内を巡る「のんびり時間」
- 透明度の高い海:コンドイ浜やカイジ浜の南国らしいビーチ
- 星空観賞:光害が少なく、満天の星を望める
日帰りなので星空観賞はできなかったけど、他の3つはこんな感じで合ってました。
レビューは長くなるので、ひとまず今回はフェリー編です。
フェリー会社を選ばないといけない
竹富島へは、ユーグレナ石垣港離島ターミナルからフェリーに乗ります。ユーグレナ石垣港離島ターミナル(以下、離島ターミナル)は石垣島の南にある港で、市街地に近い場所にあります。

問題はフェリー会社。2社あります。選択です。調べないといけません。面倒です。
- 八重山観光フェリー
- 安永観光
調べた上で選んだのは八重山観光フェリー。
決め手は観光ツアーの内容です。
八重山観光フェリーに決めた理由はツアー

竹富島でやりたかったことは、「水牛車に乗る」と「島内の観光スポットを自転車で巡る」の2つです。
なので、「往復乗船券」「水牛車」「レンタサイクル」を予約しておきたかった。これらをセットで予約できるのが八重山観光フェリー。安永観光にはありません。ということで八重山観光フェリーに決定!
水牛車とレンタサイクルは現地でも申し込みできます。でも、水牛車は船会社経由で予約した人が優先で、個人では予約できないとのこと。
水牛車は台数に限りがございます。船会社を通してご予約の方優先でご案内しておりますので、お時間によりお待たせする場合がございます。予めご了承ください。

どっかの団体とかぶって、待ち時間長くなるかもしれん…
って考えてしまうのが僕。だから予約しておきたかった。結局、かぶらなかったけど。


あとはレンタサイクル。これはハイシーズンでもない限り不足することはなさそうですが、一緒に予約しておけば安心。あとは行くだけでいいので楽です。
このツアーで注意することは、レンタサイクルがママチャリなこと。スポーティーなやつとか電動自転車はありません。


結構しっかりしてました
水牛車とレンタサイクルのツアーは八重山観光フェリーだけですが、他のツアーや安永観光ならではのツアーもあります。どちらの会社も2つ以上の島に行く『離島めぐり』が人気のようです。
『じゃらん』からでも水牛車モウモウコース+レンタサイクルを予約できます。八重山観光フェリー直接の方が安いので、クーポン次第です。
乗船券だけなら運航時刻で決めればいい


いそぽん家の場合は、ツアーを利用しなかったとしても八重山観光フェリーを選んでいました。離島ターミナル8:30発の便があったからです。
水牛車観光の営業開始は9:00。8:30発なら水牛もきっと元気。7:30発の便もありますが、それだと早起きしないといけないし、ホテルの朝食ビュッフェをゆっくり堪能できない。
少しゆっくり起きて、朝食も食べて、竹富島の滞在時間を長くできる8:30発がいそぽん家のベストフェリー。
あと30分遅くしたければ、安永観光の9:00発がベストフェリー。
どちらも50年以上続く老舗のフェリー会社。乗船券だけなら運航時刻で決めればいいと思います。
往復乗船券は帰りの時間が決まっていない


往復乗船券の場合、竹富島から石垣島に戻るフェリーの時間は決まっていません。帰りは好きな時間の便に乗ることができます。
ただし、八重山観光フェリーの乗船券は八重山観光フェリー、安永観光の乗船券は安永観光のフェリーにしか使えません。往復乗船券を購入する際は、竹富島発の時刻表もチェックしてからの方がいいです。
※2020年に共通乗船券は廃止されています。
片道分の乗船にすれば往路と復路でフェリー会社を変えられますが、割引がなくなるので往復乗船券より割高です。
フェリーの時刻表は変更になることがあるので、各社ホームページで最新の情報をチェックしてください。
離島ターミナルで予定していた駐車場
『竹富島 水牛車+レンタサイクルツアー』にはホテル送迎付きもありますが、離島ターミナル9:30発と10:30発のプランしかありません。
いずれにしても、石垣島に戻ってからすぐ車を使いたかったので、離島ターミナルへはレンタカーで向かいました。宿泊していたANAインターコンチネンタル石垣リゾートからは約15分です。
候補としてピックアップしていた駐車場
明らかに離れている4番と5番(どちらも徒歩6分)は最悪の場合用。オフシーズンの平日なら1番~3番のどこかには駐車できると思います。
僕たちは運良く第1駐車場へ。7:45でした。


離島ターミナルとフェリー


平日の午前08:00
ツアー(観光コース)は電子チケットに対応していないので、1度八重山観光フェリーのカウンターに行って紙のチケットを受け取ります。
8時前に到着したときはがら空きでしたが、8時過ぎてからは行列が段々と長くなっていきました。


07:50頃
乗船券を電子チケット(Eチケット)で予約している人は直接のりばに行くので、カウンターが空いていても実際は満席ということもあります。実際にいそぽん家が乗った8:30発のフェリーは、乗船時に「満席のためご相席お願いします」というアナウンスが流れていました。
8時過ぎの安永観光のカウンターの様子。次の便は9時ですが、ちらほらとお客さんの姿が見えました。


08:05頃
オフシーズンの平日なら当日でも乗船券を買えそうでしたが、残席数が見えないし予想する手段もないので、予約しておく方が無難。乗船券は当日のキャンセルもできるので、事前に購入しておく方が良さそうでした。




八重山観光フェリーで竹富島へ
乗船案内は出航時刻の15分前から。指定席ではないため、乗船案内が始まる前から並ぶ人もいます。08:12でこれくらいの人が並んでいました。




船の名前は『あやぱに』。1階は空調のきいた船内席、2階は展望デッキです。
竹富島までフェリーで15分。船酔いしやすい僕には微妙な時間。一般的には低階層の中央あたりの席が酔いにくいそうだけど、僕は開放感があって風を浴びている方が船酔いしにくい。だから2階展望デッキ狙いです。
「風を浴びられる展望デッキは人気のはず」と思っていて、前に並んでいた人たちの行方が気になっていたのですが、


あれ?普通に1階の席に座るのね。


1番人気は1階中央の窓側でした。
空調きいてるし、背もたれもあるからね。


ここ以外にもありました
2階の展望デッキへ行く階段は、入口の真正面と船尾にあります。この日は船尾の階段が開放されていました。


誰もいない。1番のり。前に並んでいた人たちは全員1階だったようです。確かに座り心地は圧倒的に1階の方が良さそうでした。


操舵室のある中央の方へ行くと、5脚だけ1人用の椅子が並んでいました。
※乗る船によって違います


迷うことなく1人用の椅子に着席。
ただ、出航するまでの間は椅子が東向きになるので、太陽光をモロに浴びました。盲点でした。
出航する頃には展望デッキも満席に。


そうそう、今回も酔い止めバンドのお世話になりました。






離島ターミナルを出航してから15分ほどで竹富島(竹富東港)に到着。


桟橋を出て左に行くとシャトルバスが何台か停まっています。手前はレンタサイクルのバス、左奥に停まっているのが水牛車(竹富観光センター)のバスです。
水牛車のバスは2台あります。1台は水牛車を予約している人用、もう1台は予約してない人用です。




帰り
町から竹富東港のターミナル(かりゆし館)までは徒歩で15~20分。11月はまだ暑く、歩くのはしんどい。
便利だったのが、水牛車を運営する竹富観光センターの送迎バス。水牛車に参加した人は無料で利用できます。
1日の本数は少ないですが、追加料金も予約も不要。めちゃくちゃ便利で楽でした。


ターミナル到着後、近くにある竹富島ゆかぶ館を見学。まだ時間があったので、かりゆし館の売店を見たり室内で休憩したりして乗船時間を待ちました。


きれいな施設で見応えもあります


乗船券もここで販売している


屋外にもベンチやテーブルがありました
石垣港離島ターミナル行きのフェリー『やいま』が到着。


2階展望デッキの背もたれつきの椅子は、『あやぱに』よりも多かったです。
次回は竹富島で水牛車編です。
Article author いそぽん
Photo & Experience 2024.11
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