オアフ島屈指のシュノーケリングスポット「ハナウマ湾<Hanauma Bay>」。
今回は個人でハナウマ湾に行ってシュノーケリングをする準備や注意点を紹介します。
※月曜と火曜は終日休園
ハナウマ湾<Hanauma Bay>
ワイキキから東に向かって車で約30分。ドライブや島内観光で人気の東海岸を走ると、馬の蹄 [ひづめ] 形に侵食された入り江『ハナウマ湾』に到着します。
周りに大きな建物がなく、火山、海、サンゴ礁がそろった画はハワイを代表する風景の一つ。海水浴やシュノーケルなどのアクティビティはもちろん、リゾート感満載の景色を見にハナウマ湾を訪れる人も多いです。
海には500種以上の生き物が生息し、ハナウマ湾は自然保護区に指定されています。
サンゴ礁が広がる遠浅の湾は、泳ぎが苦手な人、シュノーケルデビューの人、年齢問わずに楽しめるハワイの遊び場です。ただ、離岸流が発生する場所があるので、安全な海というわけではありません。
ハナウマ湾に個人で行くなら事前予約を忘れずに
ハナウマ湾には展望台とビーチがあり、ビーチに入るには事前予約が必要です。厳密には、オンライン予約できない人や、sold outでオンライン予約できなかった人のための当日チケット(ウォークインチケット)もありますが、発行数はかなり少ないそうです。
【ウォークイン(予約なし)チケット】
06:45から配布開始。利用できるのは当日のみ。1人1人に手渡されるため、入場する人全員で行かないといけません。晴れの日はすぐなくなるため、06:45までに現地に着く段取りを。
ハナウマ湾のオンライン予約の注意点
ハナウマ湾のオンライン予約が開放されるのは、希望日の2日前07:00~前日までの2日間(ハワイ時間)です。
【例】金曜日分の予約受付時間
現地時間:水曜7:00~木曜23:59
日本時間:木曜2:00~金曜18:59
(時差)日本はハワイより19時間進んでいる
チケットは7:00入場分から13:20入場分まで10分刻みの33枠。それぞれに定員が設定されています。予約可能な人数は大人5名までと、12歳以下の子ども5名までの最大10名です。
クレジットカードまたはデビットカードで入場料を支払うと予約が完了します。使えるブランドはVisa、Mastercard、JCB。入場料の他に手数料2.35%が加算されます。
予約の変更・キャンセル(返金)は不可です。
ハナウマ湾の駐車場は300台で先着順。
駐車場の予約はできません。
予約時間の15分前に入場窓口に並ばないといけないので、満車のことも想定して早く到着するようにしましょう。午前中は満車になることがよくあります。
オンラインで予約するのは環境保護ビデオ(約9分)を見る時間。環境保護ビデオはハナウマ湾のビーチに入る前に必ず見ないといけません。
ハナウマ湾のオンライン予約はハードルが高い
希望者が多い早朝は、平日でも1分で完売してしまいます。
5月17日7時のチケットは、5月15日7時1分40秒でsold out。予約開始から1分40秒でした。時間によってはもう少し余裕があるものの、この日最後にsold outした枠は8時00分42秒。ハナウマ湾の予約獲得は熾烈です。
また、空きの枠があっても基本情報を入力中に完売してしまうこともあります。事前に入力する内容を確認しておき、メモ機能などに保存しておくといいかもしれません。予約方法は下記のWebサイトが参考になります。
参考Myハワイ
※指名はローマ字で (例)Taro Suzuki
ハナウマ湾オンライン予約のまとめ
- 予約できるのは2日前から
- 人気の時間は1分ほどで完売することも
- 1度に予約できるのは大人5名、子ども5名まで
- 予約時にクレジットカードまたはデビットカードで支払い
※手数料2.35% - 予約完了後の変更・キャンセル・譲渡不可
返金もなし - 駐車場の予約はできない
おすすめの時間は早朝
開園直後の海は特にきれいです。泳ぐ人が増えるにつれて、海底の砂が巻き上がり水が濁り出します。シュノーケルをするなら、なるべく早い時間がおすすめ。
ハワイ在住者は午前9時まで予約なしでハナウマ湾に入場できるため、駐車場は早朝から混雑しています。午前8時を過ぎると満車になりやすいので、とにかく予約時間より早く到着するようにしましょう。予約していても時間に遅れると入場できません。
ハワイ在住の身分証明書を持っていると、6:45~9:00までの間は予約なしで入場できます
最悪、入場できなかったときのために、プランB(カイルアドライブとか)も作っておくと無駄な時間を減らせます。
狙い目の曜日は?
オンライン予約が導入されてからは、来場者が分散しているので狙い目の日はありません。ローカルが多く訪れる週末、定休日明けの水曜日は、駐車場を含めて特に混みやすいです。
個人で行く場合のハナウマ湾へのアクセス
レンタカーのドライブMAP
ワイキキから72号線に入り、右手に海を見ながら東へ。やがて海の眺望が消え、上り坂に入ります。左前方に小高い山「ココクレーター<koko Crater>」が見えたら、ハナウマ湾はもうすぐそこ。
この先を右に曲がるとハナウマ湾です。
手前に「PARKING LOT FULL NO ENTRY STOPPING」という案内が出ているときは満車で入れません。「LOT OPEN」のときは空きがあります。(現在、案内板は出ていないかもしれません)
満車の看板
空き有り
ハワイカイ展望台に駐車するとレッカーの対象
ワイキキからアクセスすると、少し手前に駐車場つきの展望台「Hawaii Kai Lookout」(Map)があります。ここに止めてハナウマ湾に行くとレッカーされるので注意してください。
さらに手前にある「ココ・マリーナ・センター<Koko Marina Center>」(Map)なら、車を止めることができますが、車が行き交う坂道の路肩を20分以上歩くことになります。
予約なし(ウォークイン)まら6:45までに着くように出発しましょう。駐車場待ちの列ができているかもしれませんが、駐車はできると思います。
タクシー・ライドシェア
タクシーやライドシェアはハナウマ湾の敷地に入れないので、ゲートの手前で乗降します。ハナウマ湾の入場窓口までは徒歩4分ほど。荷物が多いと大変かもしれません。
また、入場予約は自分でしておく必要があります。
少人数ならタクシーよりライドシェア(Uber・Lyft)の方が安いです。帰りをどうするかも考えておきましょう。
チップの相場は、タクシーもライドシェアも10~20%。標準は15%です。
日本人観光客に人気のタクシーは、日本語で予約できるチャーリーズタクシーです。日本語が通じるので予約の電話も安心。ネットからも予約できます。
UberやLyftの利用方法は下記のサイトが参考になります。
check!ハワイ情報 KOKO【Lyft、Uberの使い方】ハワイではじめてライドシェア
ザ・バス
ハナウマ湾に停車する22番(Route 22)バスが運行停止になりました。現在、最寄りのバス停から徒歩で20分以上かかります。車がビュンビュン走る道の路肩を歩くことになるため、ザ・バスはおすすめしません。
ハナウマ湾の駐車場に着いてからの流れ
駐車場からチケット売り場へ
駐車場に車を停めたらチケット売り場に行きます。予約済みの場合は、メールで届いた予約の確認書と身分証明書(コピー不可)を提示し、入場料を支払います。
ビデオ鑑賞は必須
ハナウマ湾に入る前のビデオ鑑賞は義務です。ハナウマ湾の成り立ち、注意点、禁止事項などをビデオで学びます。
- サンゴ礁に触れてはいけない
- ウミガメやモンクシールに近づいてはいけない
- 危ない場所には入らない
ビデオは英語ですが、日本語訳が聞けるヘッドセットが用意されています。会場入ってすぐ右手テーブルの上に置いてあるので、1人1セットずつ借りましょう。
ビデオ自体は9分程度です。予約をしていないとビデオ鑑賞まで1時間以上待つこともあります。
ハナウマ湾個人シュノーケルの持ち物
- 予約確認書
予約メールの印刷がおすすめ - 写真つきの身分証明書
パスポートなど - シュノーケリングセット
現地でレンタルも可能 - 水着・着替え
- バスタオル
- 日焼け止め
- 現金
駐車場代やツアーのチップ - クレジットカード
VISAかMASTER推奨 - 現金やスマホを入れる防水ケース
クレジットカード補足
ハナウマ湾の売店は現金の利用ができなくなりました。クレジットカードまたはデビットカードを利用でき、VISAかMastercardならどの売店でも使えます。(ギフトショップ、カフェ、レンタルショップ)
予約確認書の提示はメールの画面でもいいようですが、スマホが使えなくなったときのために印刷しておくことをおすすめします。
ハナウマ湾のシュノーケル用に買ったスマホの防水ケース『DIVAID』。ストラップつきと防水性能で選びました。
レビューはこちら
スマホは波の揺れによる誤作動や、防水ケースにピントが合ってしまうことも。防水のデジカメだと綺麗に記録できます
駐車場は現金のみ
駐車場は1回3ドルで支払いは現金のみです。ツアーを利用する場合は、チップ用の現金も持っていきましょう。
逆に、ハナウマ湾内のショップはクレジットカードしか使えません。
貴重品の保管用に、水着のポケットはファスナーやマジックテープつきがおすすめ。ジップロック等に入れてポケットに入れておくと安心です。
ファスナーつき水着の参考(メンズ・レディース)
日焼け止めは必須
シュノーケルは特に背中の日焼けが酷いので、日焼け止めは必須です。ラッシュガードやラッシュパーカーを持っているなら、日焼け止めと併せて使いましょう。
ハワイの紫外線の強さは日本と比較になりません。日焼け対策は万全に!
ハワイのサンスクリーン法について
2021年からサンスクリーン法が施行されました。サンゴ礁の白化と死滅を防ぐため、紫外線吸収剤「オキシベンゾン」と「オクチノキサート(メトキシケイヒ酸エチルヘキシル)」を含む日焼け止めの販売・流通は禁止されています。持ち込みは規制の対象外ですが、観光客も現地の取り組みに協力することが望まれます。
※マウイ島・ハワイ島では使用も禁止です
サンゴに優しい日焼け止め
紫外線吸収剤不使用、パラベン不使用、スーパーウォータープルーフの日焼け止めがおすすめです。
必須ではないけど便利なもの
持っていくと便利なもの
- 飲み物・食べ物
- ラッシュガード(パーカー)
- 日よけの帽子
- レジャーマットなど下に敷くもの
- ボディボードなど浮くもの
- マリンシューズ
- 消毒、バンドエイドなど
- ゴープロなどの防水カメラ
ハナウマ湾は飲食物を持ち込めます。カフェもありますが、ビーチから離れている上に割高です。節約するなら持ち込みましょう。
背中の日焼け防止にラッシュパーカーも。RINNEはハワイ旅行でも沖縄旅行でも大活躍しています。
ハナウマ湾は、浅いところに岩礁やサンゴ礁が広がっています。サンゴ礁に足をつくことは禁止されていますが、ふいにつま先が当たってしまいケガをすることがあります。足ひれを使わないならマリンシューズを利用しましょう。
また、ヒザは特にケガをしやすいので、携帯できる消毒薬とバンドエイドがあると安心です。
持って行かない方がいいもの
- 指輪
海の中で外れやすい - アルコール
公共の場で飲むと罰せられる
ハナウマ湾の禁止事項
持ち込み禁止
- アルコール飲料
- 大きなテント
ビーチパラソルは持込可 - ロングボード
ボディボードは可
禁止行為
- 飲酒・喫煙
- 海の生物に触ったり餌付けする
- サンゴ礁に触る
- 魚・貝・サンゴなどの持ち出し
- ウミガメやモンクシールに近づく
- 水溶性の日焼け止めの使用
オキシベンゾンとオクチノキサートを使った日焼け止めも避ける - ゴミの放置
ハナウマ湾×シュノーケリング よくある疑問
海の世界を楽しむならシュノーケリングツアーもおすすめ
ハナウマ湾でのシュノーケリングは、毎日ベストスポットが変わります。魚の群れやウミガメが来やすいスポットは、ハナウマ湾を熟知したインストラクターがガイドするツアーがおすすめ。自然が相手なので100%とは言えませんが、個人で行くよりずっと深い海の世界を楽しめます。
シュノーケリングツアーのデメリット
- 時間が限られる
- ビーチでのんびりする時間はない
- 費用がかかる
- ツアー会社によってガイドレベルが違う
シュノーケリングがメインなので、ビーチでゴロゴロする時間はありません。レンタカーと比べると費用はかかりますが、Uberなどのライドシェアと比べるとツアーの方が安く済みます。
また、ツアー催行会社によって内容やインストラクターの熟練度が違うので、見極めが必要です。
メリット
- 入場予約は会社がしてくれる(ツアーによる)
- 入場までの待ち時間がない
- アクセスや駐車場を気にしなくていい
- シュノーケルセット(足ひれ、ライフジャケット含む)を全部用意してくれる
- 見られる景色が全然違う
- ウミガメに遭う確率が高い
いそぽん家が利用したハナウマ湾のベテランガイドのツアーだと、持ち物は必要最低限でOK、事前レクチャーがあり安心、ベストスポットに連れて行ってくれます。シュノーケルに集中できるので、短時間で濃い体験をしたい方は検討してみてください。
ハナウマ湾基本情報
ハナウマ湾 Hanauma Bay | |
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営業時間 | 水曜~日曜/6:45-16:00 |
入場時間 | 6:45-13:30 ビデオ鑑賞必須 |
定休日 | 月曜日・火曜日 12/25、1/1 |
入場料 | 25ドル/1人 12歳以下は無料 返金不可 |
オンライン予約 | 希望日2日前の7:00~前日 ※ハワイ時間に注意 2.35%のサービス料加算 |
駐車場 | 3ドル/台(ハワイ非居住者) 300台、先着順、予約不可 |
住所 | 101 Hanauma Bay Rd, Honolulu, HI 96825 (Googleマップ) |
電話番号 | 808-396-4229 |
公式HP | honolulu.gov hanaumabaystatepark.com |
その他 | 入場制限 1,400人/日 ※オンライン予約は1,050人程度 ビーチは15:00で終了 16:00までに出ること |
記事作成にあたって、ハワイ在住のMeliaさんにもご協力いただきました。
special thanks
Melia
初めてのハワイで魅力にはまり、移住前にも関わらず車を購入し長期滞在を満喫。現在はハワイに移住したアクティブな日本人女性です。
事故・ケガに気をつけて楽しんできてくださいね
いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪
参考サイト
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