セント・アンドリュー大聖堂 -ダウンタウン観光で寄り道-

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聖アンドリュー像とセントアンドリュー大聖堂

アロ~ハ、いそぽんです。

ハワイ出雲大社からイオラニ宮殿に向かってダウンタウンを歩いていると、イオラニ宮殿のすぐ近くにセントアンドリュー大聖堂が見えました。
「そういえば、まだ中に入っていないなぁ。」
少し寄り道してみよう。

セントアンドリュー大聖堂の看板
目次

セントアンドリュー大聖堂

The Cathedral of St. Andrew

セントアンドリュー大聖堂の前身となる教会ができたのは、カメハメハ4世が統治していた1861年。カメハメハ4世と妻のエマ王妃がイングランド国教会を招聘したことに始まります。まずは、カメハメハ4世の所有地に木造の教会(礼拝堂)が建てられました。

現代の立派な大聖堂が完成したのは1886年。4世の兄であるカメハメハ5世が統治する時代です。そのとき、カメハメハ4世夫妻は既にこの世を去っていました。4世が亡くなったのは1863年。大聖堂建設のために資金集めや建材調達に東奔西走したエマ王妃は、完成を翌年に控えた1885年に亡くなっています。

ちょっと悲しくなるストーリーですが、セントアンドリュー大聖堂の巨大なステンドグラスには、確かにカメハメハ4世とエマ王妃の姿があり、2人仲良く並んで礼拝者を見守っています。
(中央の扉の右側、2人並んでいるのがカメハメハ4世とエマ王妃)

ハワイ出雲大社からは徒歩で13分ほど。訪問したのは11月の土曜日、正午頃です。
セントアンドリュー大聖堂の正面ゲートは閉まっていました。どのタイミングで開かれるのかは分かりません。

正面ゲートの門が閉じているセントアンドリュー大聖堂
聖アンドリュー像
聖アンドリュー像
普段は水を張って噴水が出ているっぽい

門が閉まっていることに不安を抱きながらも、ひとまず歩道を歩いていたら、駐車場からすんなりと入ることができました。

セントアンドリュー大聖堂の駐車場
駐車場からセントアンドリュー大聖堂の敷地に入ったところ
​Parke Chapel
大聖堂よりもコンパクトだが200人収容可能

頑強で重厚な大聖堂と開かない扉

セントアンドリュー大聖堂は駐車場の左。視界に入った瞬間から、頑強さと重厚さを感じます。
ヨーロッパ風のデザインなのに、妙にハワイに溶け込んでいるのが面白い。
調べてみたら、ゴシック様式という12世紀中頃から16世紀までフランスのパリを中心にヨーロッパ全体で広まった建築様式とのこと。

セントアンドリュー大聖堂の右側
セントアンドリュー大聖堂
セントアンドリュー大聖堂とベルタワー(マッキントッシュタワー)

大聖堂の左に、高くそびえる塔があります。ベルタワー(マッキントッシュタワー)と呼ばれる塔で、1912年に増設されました。塔の中には8個の鐘と石でできた50段の螺旋階段があり、人の手によって鐘は鳴らされているそうです。一般公開はされていません。

また、大聖堂の横、タワーに続く小道沿いには、大聖堂のメンバーやハワイの歴代司教たちが埋葬されています。

ハワイ・セントアンドリュー大聖堂のMemorial Garden​Columbarium

いよいよ大聖堂の中へ。と期待していたのですが、残念ながらこの日は一般公開されていませんでした。
大聖堂には青銅で作られた大きな扉があります。飾り気のないぶっきらぼうな扉です。そっと開けようとするも、押しても引いてもピクリともしません。重く閉ざされたまま。

いつ入れるのか調べてみたものの、今でもこれといった情報は見つけられません。日曜の午前と水曜の正午に行われるミサのタイミングで入れそうですが、確証はありません。
これも縁ということで、次回の楽しみに残しておきます。

セントアンドリュー大聖堂を左から見た風景
セントアンドリュー大聖堂の正面
入口の扉は固く閉ざされている

扉を見上げると6体の像が飾られていました。12体揃って完成らしいです。確かに、左右にはまだ3体ずつ空きがあります。
ここに収まる12人は誰かというと、キリスト教の布教に寄与した12使徒です。12使徒は、イエスが多くの弟子から特別に選んだ12人のこと。アンドリューもその1人です。

ちなみに、カメハメハ4世が亡くなった日がアンドリューの記念日(11月30日)だったため、セントアンドリュー大聖堂という名称になったそうです。

※12使徒( )は英語読み
ペトロ(ピーター)、アンデレ(アンドリュー)、大ヤコブ(ジェームス)、ヨハネ(ジョン)、フィリポ(フィリップ)、バルトロマイ(バーソロミュー)、トマス(トーマス)、マタイ(マシュー)、シモン(サイモン)、小ヤコブ(ジェームス)、ユダ/タダイ(サディアス)、ユダ(ジュード)、マティア(マティアス)
※マティアが12使徒に加わったのはユダの自決後

セントアンドリュース大聖堂の扉
あまりにも無機質な扉
上には青銅製の6体の像
セントアンドリュース大聖堂の12使徒像
12体全員集合するときは来るのだろうか

セントアンドリュー大聖堂の中の様子は、公式ホームページや他の方のブログを参考に。

【公式ホームページ】

【参考になるブログ】

ステンドグラスを見られなかったのは残念だけど、落ち込んでいても仕方ない。Parke Chapelに続く回廊を歩いてセントアンドリュー大聖堂を後にしました。

セントアンドリュー大聖堂の敷地にある回廊
セントアンドリュー大聖堂の敷地にある回廊
​Parke Chapel横の回廊
セントアンドリュー大聖堂
またね~

ダウンタウン観光は気をつけて

ダウンタウンおよびチャイナタウン周辺は、コロナ禍以前から治安が良くないエリアと言われています。現在はさらに悪化し、観光客を狙った犯罪も増加しているそうです。
ダウンタウンを歩く際は、最低限以下のことを意識しましょう。

  • なるべく平日の日中に行く
  • 大通り沿いを歩く
  • スマホを出したまま歩かない
  • ホームレスなどをジロジロと見ない
  • 公衆トイレは使わない

オフィスが多いダウンタウンは、平日と週末では街を歩いている人の数が全然違います。平日でも、夜は歩く人が極端に減って危険です。行くなら平日の明るい時間(昼前後)にしましょう。可能であれば、歩くよりも乗り物で移動する方が安全です。

ダウンタウンの観光はHiBusのダウンタウンルートが便利。セントアンドリュー大聖堂はハワイ州庁舎で下車したらすぐ。カメハメハ大王像やハワイ出雲大社も乗り換えなしで行けます。

近くの観光スポット

この一帯は「ハワイ州都歴史地区」と呼ばれ、ハワイの歴史を今に伝える施設が集まっています。

ホノルル・ダウンタウンで歩いて行ける観光スポットマップ

ワシントン・プレイス

Washington Place

ワシントンプレイス

セントアンドリュー大聖堂の隣りにあるハワイ王国最後の女王『リリウオカラニ』の終の棲家。
中に入るには木曜日10:00のツアー(予約制)に参加を。日本語ツアーのリクエストは、メールで問い合わせましょう。

【公式サイト】
washingtonplace.hawaii.gov(英語)

エターナル・フレーム・メモリアル

Eternal Flame Memorial

Eternal Flame Memorial エターナル・フレーム・メモリアル

1941年12月7日の真珠湾攻撃による犠牲者と、米国軍に従事したハワイ州の男女を追悼する記念碑。1944年の建設以後、トーチには永遠に消えない炎が揺らいでいます。

ハワイ州立美術館

Capitol Modern

無料で入場できる美術館で、ハワイの現代アーティストによる芸術が展示されています。ハワイの風景や文化を表現した作品が多く、印象深い体験をすることができます。スペイン風の建物も見どころです。日曜と祝日は休館日。
公式サイトではバーチャルツアーを楽しむこともできます。

【公式サイト】

capitolmodern.org

ハワイ州庁舎

Hawaii State Capitol

Hawaii State Capitol ハワイ州庁舎

ハワイ州の政治の中心地。興味深くユニークな建物で、ハワイ州の自然を随所で表現しています。
まだ素通りでしか見ていないので、いつか内部もじっくりと見学したい場所です。
見どころは下記サイトが参考になります。

【参考サイト】

aloha-program.com

【公式サイト】

capitol.hawaii.gov

リリウオカラニ女王像

Queen Lili‘uokalani Statue

リリウオカラニ女王像

ハワイ州庁舎の裏には、ハワイ王国最後の国王であり、唯一の女王「リリウオカラニ」の像があります。
左手に持つ3冊の本、頭のティアラもぜひチェック。
イオラニ宮殿の裏口とリリウオカラニ女王像の場所は繋がっているので、セットで観光するのがおすすめ。

【関連記事】

リリウオカラニ像 -ダウンタウンの観光スポットを歩く-

イオラニ宮殿

イオラニ宮殿

アメリカ合衆国で唯一現存する宮殿。第7代国王のカラカウア王の時代に建設されました。宮殿内には、当時の最新鋭の利器が取り入れられました。
宮殿内の見学はツアーの予約とツアー料金が必要ですが、その他は予約も料金も不要で自由に見学できます。

【関連記事】

イオラニ宮殿

【公式サイト】

iolanipalace.org(英語)

カメハメハ大王像

King Kamehameha Statue

カメハメハ大王像

ハワイ王国の初代国王カメハメハ大王の像は、イオラニ宮殿の前を走るサウス・キング・ストリートを渡ったところにあります。
ハワイ史にまつわる観光なら、必ず訪れるべきスポットです。
ハワイ州最高裁判所の前で、威風堂々と立つ姿は一見の価値あり!

【関連記事】

カメハメハ大王像 -ダウンタウンの観光スポットを歩く-

ハワイ出雲大社

Izumo Taishakyo Mission of Hawaii

ハワイ出雲大社の狛犬がある場所

1606年創建。島根県にある出雲大社の正式な分院。縁結びにご利益があるとされる。
参拝のほか、レイをかけた狛犬、しめ縄も見もの。
英語の入ったお守り、ALOHAと書かれた御朱印などハワイらしさも垣間見えます。
周辺の治安は良くないため、平日の日中に訪れるのがおすすめ。

【関連記事】

【ハワイ出雲大社】ご利益・参拝方法・見どころ・お守りの種類

いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪

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