御神崎の旅ログ「岬全体が展望台」 -石垣島ドライブ旅-

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御神崎から見た石垣御神埼灯台

神が降臨する聖地として崇敬されてきた御神崎《おがんざき、うがんざき》
石垣島の西側、東シナ海に突き出た屋良部半島《やらぶはんとう》の北にあり、先端に灯台が建つ景勝地です。

石垣島の地図「御神崎と石垣御神埼灯台」の場所

御神崎は岬全体が展望台。広い草原、果てしなく続く青い海、切り立つ崖、奇岩、そして灯台。常にどれかが目に入り、どこを撮っても絵になる場所。スマホのカメラは起動しっぱなしでした。

今回の旅ログでは

  • 御神崎の施設情報
  • 駐車場
  • 所要時間と滞在時間
  • 見どころや感想

を紹介していきます。

営業時間24時間
定休日なし
住所沖縄県石垣市崎枝(地図
電話番号なし
(管理者)公益社団法人 石垣市シルバー人材センター
0980-83-8439
入場料無料
トイレあり
駐車場無料・16台
滞在時間日中:30分~
夕方:60~90分 駐車場確保のため
売店なし
自動販売機あり
公式HP なし

目次

御神崎の駐車場

駐車場は16台分。オフシーズンの日中は余裕で駐車できます。

でも、サンセットの時間は完全に不足。日没の時間が近づくと、駐車場は満車となり、路駐の車列ができるそう。夕日を見に行くなら、遅くても日没時間の30分前、できれば1時間前に到着したいところです。

御神崎の駐車場全体画像
11月の平日 13時頃の駐車場

空港・市街地からのドライブ所要時間

  • 空港から約45分
  • 市街地(石垣市役所)から約45分

御神崎周辺の道路は片道1車線分程度の幅があります。ただし、道路脇から伸びた草を避けようとはみ出す車もあるので注意。

御神崎に向かう道路の状況 道路の両脇から植物がはみ出してきている

御神崎の看板を越してからは道幅が狭いので、ゆっくり運転してください。

御神崎の看板の後の道 道が狭くなっている

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滞在時間の目安

  • 昼30分~
  • 夕方(サンセット)60~90分
    駐車場が埋まるため日没の30分以上前、できれば1時間前に到着を(特にハイシーズン)。

日の入り(=日没)は、太陽の上辺が地平線に「沈みきる瞬間」のこと。なので、日の入り時刻の30分以上前に到着するのがおすすめ。

30分くらい前になると空が夕焼けに染まり、10分くらい前からサンセットはクライマックスを迎えます。

また、日没後10分~30分ほど空を見ていると、夕焼けとは違った色で空が染まるマジックタイムを見られることがあります。

日の入り時刻を調べやすいサイト

トイレ

トイレは駐車場のとなりにあります。掃除のタイミングにもよりますが、この日は汚かったです。「あるだけマシ」くらいに思っておきましょう。

御神崎のトイレ

御神崎の見どころと旅ログ

おさえておきたい観光スポット

best viewpoints

(春~夏)遊歩道の横に見える草原と海

御神崎で最初に目に入るのが灯台。灯台まで遊歩道が整備されています。

御神崎の駐車場から灯台まで続く遊歩道

左を向くと、なだらかな斜面に草原が広がり、紺碧の海が見えます。海の先に見える島は西表島と小浜島。晴れた日は、よりくっきりと島影を見ることができます。

御神崎の遊歩道左側の景色、草原が広がりその向こうに海が見えている
この日は小雨がぱらつく曇り空…

3月〜7月、この草原には昼咲月見草《ヒルザキツキミソウ》が咲きほこります。昼咲月見草は月見草と同じアカバナ科マツヨイグサ属の植物。月見草は夕方頃に花を開き、昼咲月見草は昼に花を開きます。(夜も咲いている)

石垣御神埼灯台の前で咲き乱れる昼咲月見草
昼咲月見草は白色または薄桃色
月見草は咲き始めは白く、しぼむ頃はピンクになる

また、4月~5月は御神崎のあちらこちらでテッポウユリを見ることもできます。

御神崎の草原に咲くテッポウユリ

石垣御神崎灯台

※正確には御神埼灯台(崎ではなく埼)ですが、一般的に浸透している崎にしています

岬の先端にある小高い丘。その頂上に構える御神崎灯台。地上から頂部までの高さは17m。石垣島で1番大きい灯台です。

石垣御神埼灯台

灯台が目前に迫ったとき、思わず「えっ」と声が出ました。
灯台に続く道が封鎖されている!

御神埼灯台に続く道がロープで封鎖されている

石垣海上保安部のホームページを確認すると、灯台上部の外壁に剥離および亀裂が見られ、コンクリート片が落下する恐れがあるとのこと。気になる再開日は未定。安全には換えられません。残念ながら灯台はここまで。

参考:石垣海上保安部
https://www.kaiho.mlit.go.jp/11kanku/ishigaki/【立入禁止】石垣御神埼灯台.pdf

御神埼灯台の頂部の画像

御神崎灯台は11月上旬に1日だけ一般公開されますが、事故防止のため2024年は中止になったようです。

参考:石垣海上保安部
https://www.kaiho.mlit.go.jp/11kanku/ishigaki/

遊歩道から崖を見る

灯台の左側にある階段。幅は大人1人分程度。その1番高い所からの景色は、曇天であっても雄大で清々しい。

灯台横の階段の頂上からの景色 草原を見下ろし、その奥に海が広がっている

階段を下りたところで右下をのぞきこんでみたら、そこは切り立った崖でした。
岬といえば崖!

御神崎の崖 目の前は斜面になっていて、下には強い波が打ち寄せている
崖と御神埼灯台 ポストカードのような景色
御神崎の草原と海
崖の反対側の景色もいい!
小道の奥に御神埼灯台 空と道以外は植物で覆われている
振り返れば灯台

姉の頭岩

崖の近くに大きな三角型の岩があります。その上に乗っている岩が『姉の頭岩』(チブルー石、ブナリィツブリィイシ)です。

接地面を見ると、絶妙なバランスで乗っているのが分かります。激しい台風や地震がきても落ちそうで落ちない。チョコンと乗っている姿がおもしろくて愛らしい岩です。

大きな三角型の岩と姉の頭岩
姉の頭岩をズームインした画像

気になるのが、姉の頭岩という名。頭岩ならともかく、なぜ姉?
その答えは、八重山に残る民話にありました。

(民話の概要)
名蔵にいた姉弟の話。粗暴で怠け者の弟を神司である姉がたしなめたところ、弟は激高(逆ギレ)し、ナタで姉の首を切り落としてしまいました。その頭は弟の首に噛みつき、弟の息の根を止めます。そしてスーッと空を飛んで御神崎のこの岩の上で止まり、そのまま石へと姿を変えました。

姉の頭岩には他にも民話があります。別の民話ではフチブイ岩と呼ばれます。気になったら下記のサイトをご覧ください。

八重山 島旅への誘い
石垣島観光スポットの記事 の『御神崎』と『フチブイ岩』の欄

ちなみに、御神崎の観光案内板は『姉の頭岩』と紹介されています。

御神崎の観光案内板に載っている姉の頭岩のイラスト
御神崎の観光案内板

海を優しく見つめる観音像と慰霊碑

観音崎の先端に行くと、観音像慰霊碑があります。1952年に御神崎沖で発生した八重山丸の遭難沈没事故による犠牲者(死者行方不明者35名)の慰霊碑です。

八重山丸の遭難沈没事故の慰霊碑 海に向かって建てられている

そして、慰霊碑と海を見つめる観音像(南無観世音菩薩)。その表情は優しく、やや微笑んでいるように見えました。犠牲者に寄り添い、荒々しい海をなだめ、航行の安全を見守っているように感じました。

慰霊碑と観音像 合掌しているつまぽん
御神崎 南無観音菩薩
御神崎の南無観世音菩薩像 優しく微笑んでいるように見える
優しく微笑んでいるように見える
南無観音菩薩像と石垣御神埼灯台が並んで見える写真

もう1つの奇岩

観音像の背後に、姉の頭岩とは別の奇岩が見えます。案内板にはこの岩の説明はありません。でも、記憶に残るおもしろい形です。

御神崎の奇岩 風雨にさらされ奇抜な形になっている

この岩に向かう小道もあるのですが…

奇岩に繋がる小道

先に進むのは断念しました。
足元にトゲのある葉(アダンの葉?)が茂っていて、ハーフパンツで剥き出しのスネに刺さりそう。ジーンズ履いてくればよかった。

無数のトゲがある葉
無数のトゲ

遠くから拡大して見ると、岩の下に拝所《うがんじゅ》らしき場所がありました。ここで海の安全を願うのでしょうか。

御神崎の奇岩と拝所

写真の右下に赤い何かが写っています。正体は不動明王像でした。不動明王像の両脇に小さな像も見えるのですが、従者である矜羯羅《こんがら》童子と制托迦《せいたか》童子だと思います。
外部サイトのe-aruki.netさんに鮮明な画像が載っていたので、気になる方はぜひ。

アダンの葉のトゲを撮影しているいそぽん
トゲの葉に敗れ、引き返すいそぽん
いそぽんが進む先に2羽の鳩が歩いている
鳩が道案内している
平久保埼の鳩を思い出す

少し話が逸れますが、沖縄本島最北端の辺戸岬《へどみさき》でも、崖の上の不動明王像を見たのを思い出しました。旅行記事はまだ書いていないです。

辺戸岬の不動明王像
沖縄本島 辺戸岬の不動明王像

御神崎の夕日

御神崎は夕日スポットとしても人気。ただ、夜は道が暗いので注意が必要です。また、夕日を見に昼間よりも多くの人が訪れるので、駐車場が埋まってしまうかもしれません。夕景はとても綺麗ですが、昼の観光でも十分だと思います。

御神崎の夕日 テッポウユリが夕日に照らされて物悲しい雰囲気
Photo by イチ1976
御神崎の夕景 観音像がシルエットになり幻想的な景色になっている
Photo by イチ1976
御神崎の夕焼けと姉の頭岩
Photo by こはたん
夕日と石垣御神埼灯台 灯台がシルエットになり幻想的な光景
Photo by 潤風
御神崎のサンセットを見に、観音像に集まる人たち
Photo by 潤風
多くの人が観音像の前に集まり夕陽を眺めている
Photo by 潤風
御神崎がシルエットになり美しい夕景になっている
Photo by 潤風
真っ赤な夕日
Photo by イチ1976
石垣御神埼灯台と星
Photo by アンナ1992
夜景 石垣御神崎灯台と星空

御神崎観光で注意すること

  • 帽子が飛ばされるくらい強風になることがある
  • 崖の上で強風が吹くと危険
  • 屋根がなくて日焼けする
  • 運動靴がおすすめ(滑りやすい箇所あり)
  • 日没前はかなり車が増える
  • 拝所に近づかない
  • トイレは綺麗じゃない
  • 夜道は暗い
細い岩の道の上を歩くいそぽん
強風にあおられるので注意

御神崎を含むツアー

近くの観光スポット

ドライブ旅なら、近くにある川平湾とセットで観光すると効率的です。

石垣島観光スポットMAP

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いそぽんでした。

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