【浜川御嶽】旅行記 静寂の中にひっそり残る神様の住居跡

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浜川御嶽

いそぽんです。
ヤハラヅカサの石碑を見たあと、隣接する浜川御嶽(はまがわうたき・はまがーうたき)へ。

今回は浜川御嶽の旅行記です。
沖縄の神話や文化に触れたい方はぜひ訪れてみてください。

浜川御嶽の場所
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目次

浜川御嶽はこんな場所

浜川御嶽の案内板

浜川御嶽 [はまがわうたき]
(神名 ヤハラヅカサ潮バナツカサの御イベ)

昔、アマミキヨ(島始の神)がギライカナイ(海の彼方の理想国)からヤハラヅカサ(前方50mの海中にある。ギライカナイへの遥拝所となっている。)
に上陸し浜川御嶽にしばらく仮住まいした後、今のミントングスクに、安住の地を開いたという。
 この地は霊域として東御廻りの拝所である。

ギライカナイ(儀來河内)=ニライカナイ、ジライカナイ

東御廻り [あがりうまーい] とは?
沖縄を創ったと伝えられる女性神『アマミキヨ』にまつわる霊地を巡礼する行事のこと。14か所ある。
1.園比屋武御嶽 2.御殿山 3.親川 4.場天御嶽 5.佐敷上グスク 6.テダ御川 7.斎場御嶽 8.知念グスク 9.知念大川 10.受水・走水 11.ヤハラヅカサ 12.浜川御嶽 13.ミントングスク 14.玉城グスク
参考:らしいね南城市

浜川御嶽は、琉球の創始神であるアマミキヨがヤハラヅカサに降り立ったあと、仮住まいしていたと伝わる場所です。ヤハラヅカサは目と鼻の先。海をはるばる渡ってきたアマミキヨが、休息をとるのにちょうどいい環境です。

浜川御嶽に続く道

ヤハラヅカサのある百名ビーチから浜川御嶽に上る道。舗装された道からも行けます。

浜川御嶽

浜川御嶽は、木々が生い茂る静かな森の中にあり、海岸に出れば海も空も見える。沖縄を代表する光景は、ここにギュッと凝縮されています。

ちなみに、アマミキヨが安住の地に選んだミントングスクは南城市玉城字仲村渠 [なかんだかり] の私有地内にあります。この地でアマミキヨの子孫が繁栄し、沖縄中に広がっていったと伝えられています。

ミントングスクが気になる人に
沖縄情報IMA ミントングスク

浜川御嶽

駐車場からヤハラヅカサに向かういそぽん。2m以上に伸びた植物に挟まれた道を歩いている

百名ビーチに沿って続くアマミキヨの道。北に向かって突き当たりまで歩きます。

車の転回場所から浜川御嶽に続く道(左)。右はヤハラヅカサに続いている

真っすぐ進むと浜川御嶽、右の道を行くとヤハラヅカサです。

浜川御嶽に続く細い道
しっかり積まれた石垣の向こうに浜川御嶽が見える

隙間なく見事に積まれた石垣。守るべき大事な場所という気持ちがひしひしと伝わってきます。

浜川御嶽と石段
浜川御嶽の横にある石段の先に大きな岩がある
浜川御嶽。小ぶりな建物がある
浜川御嶽の入口。拝所の横から入る

ここが入口のようです。

よく見ると、2本の石柱の上に何か乗っていた痕跡が見えます。

シーサーが置かれていた痕跡。足の指先が残っている

以前はここにシーサーが乗っていたのでしょうか。残ったつま先と丸い石に哀愁を感じます。

拝所の奥には進みにくい道が続いている

奥に続いていそうな道も見えますが、「これ以上は先に進まないでくれ」というメッセージを受け取りました。

霊域は無理に先に進まない。
ハブも出そうだし。

浜川御嶽の前に設置された石の樋

アマミキヨはこの地から湧き出る水で体を癒したそうです。今も水は湧き出ているそうですが、石垣の間にある樋は乾ききっていました。泉はまた別の場所なのかもしれません。

ヤハラヅカサへの案内板

浜川御嶽の参拝を終え、周りを見渡すと、ヤハラヅカサへの道しるべが建っていました。

琉球石灰岩の間に見える明かりがヤハラヅカサに続く道

矢印の方向を見ると、琉球石灰岩の間に光が見えます。

ヤハラヅカサに下りる石段

ここから直接ヤハラヅカサに下りていくことができます。

ヤハラヅカサに下りる道。石段を下りると舗装されていない道に繋がっている
浜川御嶽の案内板の横に三角形の空間が見える

浜川御嶽の看板の近くに、三角形の空間が見えました。岩が裂けたのか、崩れたのかは分かりませんが、見方によっては支え合っているようにも見えます。

岩と岩の間に三角形の空間がある

規模は全然違いますが、斎場御嶽 [せーふぁうたき] の岩を思い出します。
旅行記はまだ書いていませんけど。

斎場御嶽の巨大な三角岩

斎場御嶽は雨が巨大な岩を割き、片方が傾いたことで三角形のトンネルになったそうです。

琉球石灰岩を覆い尽くす木の根

木の根がすごいことになってます。昔はもっとすごかったかもしれません。

この奥にも拝所があるそうですが、立ち入らない方がいいと思います。絶対足をひねるし、ハブの盛り場になっていても不思議じゃない。

小さなジャングルのようになっている

小さなジャングル。

浜川御嶽に行った人の感想

石垣と奥に見える浜川御嶽

浜川御嶽に行った人はどんな感想だったのか気になって、口コミを読んでみました。

良いと感じたのは?

  • 沖縄の神話や文化に触れられる貴重な場所
  • 海や空を見渡せる絶景スポット
  • 心が洗われるような神聖な雰囲気
  • 百名ビーチから歩いて行ける距離
  • 神秘的なヤハラヅカサという岩も見られる

悪かった・不安だったのは?

  • 駐車場が少なくて停めにくい
  • 森の中にあるので虫が多い
  • 道が分かりにくくて迷った
  • 何か怖いような感覚にとらわれた
  • 観光地化されていないので案内や施設が少ない

浜川御嶽の場所というより、アマミキヨの道に出るまで入り組んでいます。カーナビとGoogleマップを併用して到着しました。

目的地をCafe Bean’sにして、そこから南下するといいかもしれません。Cafe Bean’sから少し道なりに走り、最初に左折できるところ(急なので減速する)を曲がると、アマミキヨの道に出ます。

浜川御嶽旅行記まとめ

浜川御嶽への道を歩くつまぽん

人がいなかったこともあって、浜川御嶽は全体的にとても静かな空間でした。それがより霊域感を高めた気がします。

何かあるかというと、何もないです。
何もないけれど、昔の琉球民が何を称えて、何に畏怖の念を抱いたのかを感じることはできます。

『感じやすい人』なら、この地で神秘的なパワーを感じるかもしれない、そんな場所でした。

施設情報

浜川御嶽(はまがーうたき)基本情報
住所901-0603
沖縄県南城市玉城百名707
Googleマップで見る
電話番号なし
南城市役所観光商工課
098-917-5387
営業時間24時間
定休日なし
入場料金無料
トイレなし
駐車場有料駐車場または路上駐車
詳細はこちら
公式HPkankou-nanjo.okinawa
その他虫よけスプレーがあるとベスト
近くにトイレはありません
(みーばるビーチにある)

いそぽん(@isopon11)でした。

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