干潮のヤハラヅカサへ 潮位の調べ方・駐車場情報

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ヤハラヅカサの石碑

潮が引いた完全な石碑を見たくて、干潮時のヤハラヅカサへ。

海水に浸かっている方が神秘的かなぁ…

と思いながらも、やっぱり近づいて見てみたい。
そんな好奇心が勝り、干潮の時間を調べて行ってきました。

石碑の全貌を見られただけでなく、一緒に現れた岩礁が神の地らしい様相で、思い出に残る観光になりました。

今回はヤハラヅカサの旅行記です。
事前に潮位を調べた方法駐車場情報も紹介していきます。

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目次

ヤハラヅカサ

ヤハラヅカサの場所

南城市の東、久高島に降り立った女神『アマミキヨ』。琉球を創ったとされる創始神です。
久高島を出て、アマミキヨが沖縄本島で最初に足を降ろした場所をヤハラヅカサといいます。

ヤハラヅカサには目印となる石碑があり、石碑は引き潮のときに姿を現し、満潮になると海に姿を隠してしまいます。

干潮時のヤハラヅカサの周辺
海水に浸かっているヤハラヅカサ

ヤハラヅカサのすぐ近くには浜川御嶽があり、どちらも東御廻り [あがりうまーい] の巡礼地となっています。

東御廻り [あがりうまーい] とは?
沖縄を創ったと伝えられる女性神『アマミキヨ』にまつわる霊地を巡礼する行事のこと。14か所ある。
1.園比屋武御嶽 2.御殿山 3.親川 4.場天御嶽 5.佐敷上グスク 6.テダ御川 7.斎場御嶽 8.知念グスク 9.知念大川 10.受水・走水 11.ヤハラヅカサ 12.浜川御嶽 13.ミントングスク 14.玉城グスク
参考:らしいね南城市

ちなみに、沖縄本島中部エリアの東、浜比嘉島にはアマミキヨのお墓『アマミチュー』があります。

アマミキヨのお墓アマミチューを巡拝している人たち

まだブログに書いていませんが、巡拝している人たちと出会いました。挨拶しただけですけど。

施設情報

ヤハラヅカサ基本情報
定休日なし
入場料金なし
営業時間24時間
トイレなし
駐車場有料駐車場または路上駐車
住所〒901-1400
沖縄県南城市玉城百名
百名ビーチ北端
電話番号なし
南城市役所観光商工課
098-917-5387
公式HPwww.kankou-nanjo.okinawa

百名ビーチとヤハラヅカサ

ヤハラヅカサに伸びる道

アマミキヨの道を端まで歩くと、車の転回場所があります。
その奥にあるガードレールの間に1本の小道がありました。

ヤハラヅカサに続く道。草が綺麗に生い茂る砂浜に1本の小道ができている

導かれるかのように、小道はヤハラヅカサに向かって続いています。

いそぽん

ハブが出るシーズンは草の中に入ったらダメ

百名ビーチの北端

サンゴのかけらが散らばる天然のビーチ『百名[ひゃくな] ビーチ』。
隣接する新原 [みーばる] ビーチと合わせると、全長約2kmのロングビーチです。

静かな波音を耳に、頭の中をリセットできる本島南部の穴場スポット。
ヤハラヅカサがあるこのあたりは、神聖な場所とされています。

百名ビーチとヤハラヅカサ

岩がゴロゴロしているので、遊泳向きではありません。
マリンアクティビティを楽しむなら、遊泳施設がある新原ビーチへ。

干潮で現れたヤハラヅカサに続く道

百名ビーチのあたりは遠浅の海で、潮が引くとヤハラヅカサの石碑が全貌を現します。逆に、満潮時はすっぽり水没して隠れてしまいます。

ヤハラヅカサの石碑

石碑に『ヤハラヅカサ』と刻まれていました。

現在の石碑は2005年に建て替えられたもの。琉球石灰岩で造られています。
高さは140cmほど。

ヤハラヅカサと刻まれた文字。サが見えなくなっている

波の浸食を毎日受け続け、”サ”が消えてしまった石碑に哀愁を感じます。

ヤハラヅカサの石碑を下から見上げたところ

下から撮ったらすごい石碑になりました。

もし拝みをしている人がいたら、邪魔をしてはいけません。写真は拝みが終わるのを待ってから撮影しましょう。

干潮時のヤハラヅカサの周辺
干潮時のヤハラヅカサから見える沖合

この角度がお気に入り。

潮が引くと現れる海底や点々と続く岩礁を見ていると、アマミキヨがこの地に足を降ろしたと伝わる理由が分かる気がします。

ヤハラヅカサと並ぶようにある大きな石

ヤハラヅカサの石碑と並んで大きな石がありました。
思い込みかもしれませんが、拝みのときに使っていそうな気もします。

海の中にちょこんと見える石碑も神秘的ですが、干潮時に目の前まで歩いて参拝できたのはいい思い出になりました。

ただ、綺麗な海の景色を見たい人には、干潮は最悪のタイミングです。

百名ビーチ干潮時の景観
百名ビーチ干潮時の景観

沖縄の綺麗な海は別の場所でも見られるので、ここでは干潮時のヤハラヅカサを拝めて正解だったと思います。

海の反対側の景色もいい

ヤハラヅカサばかりに目がいきますが、海の反対側の景色もいい感じ。
緑の衣を羽織った琉球石灰岩が綺麗です。

ヤハラヅカサの反対側の景色
琉球石灰岩にできた隙間

冒険心をくすぐられる岩の切れ目とか。

木の間から丸く見える空
儀式のあとのようなサンゴ

きれいな楕円形に並べられたサンゴ。
ここで儀式が執り行われたのか、意味なく並べられただけなのかは不明。

岩の間から見える海

岩越しに見る海がきれい。

浜川御嶽に続く道

この先を進むと石段があり、アマミキヨが仮住まいしたと伝わる『浜川御嶽 [はまがーうたき] 』に出ます。

いそぽん

浜川御嶽は駐車場のところで紹介する車の転回場所からも行けますよ

ヤハラヅカサの潮位を調べる方法

気象庁の『潮位表 沖縄』を見ると、ヤハラヅカサに近い南城市知念の潮位予測が載っています。
私が利用したのは、気象庁のデータを見やすく変換してあるsurf lifeというサイトです。

ヤハラヅカサ付近の潮位表
出典:surf life

画像だと12時~13時が潮位が低いことが直感的に分かります。

今回は引き潮(干潮)のヤハラヅカサを見たかったので、このグラフのとおりに12時過ぎに行きました。

ヤハラヅカサのピンポイントの潮位表ではないですが、知念での潮位予測が60cmくらいなら今回のような光景を見ることができます。満潮を避けるために活用するのもいいと思います。

ヤハラヅカサ最寄りの駐車場

【有料】小松駐車場

小松駐車場入り口

1時間以内300円
1時間以上500円

小松駐車場

20~30台駐車できる広さでした。

小松駐車場からヤハラヅカサに向かう道

小松駐車場から一直線に伸びるアスファルトの道『アマミキヨの道』。ヤハラヅカサまで徒歩5分程度です。
10月はまだ暑いですが、雰囲気は良かったです。

アマミキヨの道を通らず、駐車場からビーチに出て歩いて行くこともできます。

小松駐車場と百名ビーチの間にある木のトンネルでウエディングフォトを撮っている

駐車場の奥にある木のトンネルを抜けるとビーチに出ます。

奥に海が見える木のトンネル
小松駐車場近くの百名ビーチ 干潮時でも海がきれいに見える
小松駐車場近くの百名ビーチ ヤハラヅカサ近くより整っている
小松駐車場近くの百名ビーチ
百名ビーチから見える緑のトンネル
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海沿いのビーチを散歩しながら行くのもいいですね。

小松駐車場で困ったのは、駐車料金を払う人も場所もなく、連絡先もなかったこと。もしかしたら、夏だけ有料とか、土日祝日だけ有料とかなのかもしれません。

ビーチ近くで路駐

ヤハラヅカサの近くで路駐している車列

アマミキヨの道の奥の方に路駐している車が数台。

路駐は地域の人とトラブルになることがあるのでおすすめはしませんが、駐車禁止の標識はなく、駐めることは可能です。

ただ、

右と左に駐車してあり通りにくくなっている

この状態になるとトラブルになりそう。

アマミキヨの道を奥まで走ると

車の転回スペース

突き当たりは駐車禁止になっていて、転回(Uターン)できるスペースがあります。

奥は駐車禁止になっている

ここを右に行くとヤハラヅカサ、まっすぐ歩いて行くと浜川御嶽です。

まとめ

駐車場からヤハラヅカサに向かういそぽん。2m以上に伸びた植物に挟まれた道を歩いている

ネットで検索すれば、あらゆる状態のヤハラヅカサを目にすることができます。

でも実物を見ると、ネットの画像からは感じられなかったイメージが湧いてきます。
昔の人がこの地をアマミキヨが降り立った地と感じた理由が少し分た気がしました。

もし沖縄本島南部を旅する機会があれば、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
満潮じゃなければ、いい経験ができると思います。

いそぽん

本島南部も観光スポットがいくつもあってスケジュールに困る…

いそぽん(@isopon11)でした。

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