数あるオアフ島内観光ツアーの中でも、個性的でおもしろかったのが、ハワイエコツアーズ<HAWAII ECO TOURS LLC>催行するツアー『トレジャー・イン・ノースショア』。
大谷翔平選手が訪れたバランスロック(ポハク・ラナイ)に行けるツアーです。それと、カラフルな貝殻『サンライズシェル』のプレゼントをしているのもこのツアーだけだと思います。
定番の観光スポットも押さえているので、初ハワイの人にもおすすめですよ。

今回は、ハワイエコツアーズ『トレジャー・イン・ノースショア』の体験記をご紹介します。
ツアー予約サイト:ハローアクティビティ
※催行会社がアロハワイツアーになっていますが、ツアーを催行するのはハワイエコツアーズです
初ハワイ&初海外におすすめの本
ハワイ旅行に必要な基本情報や準備、店舗情報を1冊に集約。圧倒的な情報量です。いそぽん家も初ハワイでお世話になりました。
サンライズシェルとは

サンライズシェルは、ハワイ諸島の特定の海底だけで採れる貝で、ホタテ貝の一種。美しく鮮やかな天然のグラデーションが、まるで朝日が照らす空の色のように見えることから、サンライズシェルと名付けられました。ハワイのダイヤモンドとも呼ばれています。
古代のハワイでは、サンライズシェルには神秘的な力『マナ』が宿っていると信じられ、王族のみが身に着けることを許されていました。
現代では、身に着けていると幸運が訪れると言われ、アクセサリーに加工して商品化もされています。
【参考】
wRainbow HAWAII サンライズシェルについて
ハワイエコツアーズに参加
ガイドはマキさん
今回ツアーガイドを担当してくれるのは、ハワイエコツアーズの社長マキオさん。通称マキさんです。トレードマークは首にかけた日本のタオル。
マキさんにガイドをしてもらうのは今回で2回目。2016年にフランキーズ・ナーサリーのフルーツバスケットツアーでお世話になりました。
「8年前かぁ。随分歳をとったでしょ。髪の毛も真っ白になっちゃった」
それはお互い様。日本人が全く来なくなった数年間はとても苦労されたことでしょう。


マキさんの印象は、「仲のいい親戚のおじさん」。話しやすくて、頼みごとをしやすいタイプ。人見知りしやすい僕でも、緊張せず話せます。たまにハワイに関係ない余計な話をしてくるし、遠回しに自慢話のような話をしてくることもある。自分では「口が悪い」と言ってましたが、それもひっくるめておもしろい人です。

すごく世話好きな人!
ツアーバン


用意されたツアーバンは助手席を含めて12席。3列シート3組+1人用シート2組+助手席です。
ツアー参加者が9人だったので、ゆったり座れて快適でした。
座り心地はまあまあ。
ふかふかではないけれど、お尻が気になるような硬さではなく、乗車疲れは感じませんでした。


走行中はインカムでガイドしてくれるので、後ろの席でも大丈夫。ハイウェイの一部は舗装が酷くガタガタしていて、そこだけは声を聞き取ることができませんでした。これは仕方ない。
タンタラスの丘展望台
Tantalus Lookout


すべてのツアー参加者をピックアップしたら、最初に向かうのはタンタラスの丘展望台。東はダイヤモンドヘッド、南はホノルル市街、西はダニエル・K・イノウエ国際空港のさらに先まで一望できる絶景ポイントです。
当日は朝から雨が降っていたため、順番をスケジュールの最後に変更。臨機応変に対応できるのはベテランガイドだからこそ。夕方にはすっかり雨はやみ、おかげでいい景色を堪能することができました。
滞在時間は約10分です。








マラサダ
Malasada


タンタラスの丘展望台ではガイドさんからマラサダの差し入れがあります。今回はタンタラスの丘展望台を最後に変更したので、ビーチでいただきました。
マキさんが用意してくれたのは、アニーズ・ベイクショップ<Ani’s BAKE SHOP>のポイ・マラサダ。
アニーズのマラサダは工場併設の店舗でしか販売していないそうで、朝6時頃に買いに行ってくれているそう。
このポイ・マラサダ、もしワイキキで買えたなら爆発的ヒット間違いなし!
外のカリカリが甘くて美味しい!かといって甘過ぎもせず、大きいのに胃に軽くてペロッと食べてしまいました。



レナーズと同等、いやそれ以上の人気が出るかも




Attention


- マラサダはスケジュールに入っていない(無い日もあるかも)
- アニーズ・ベイクショップは日曜定休
- ガイドさんによって違うマラサダになることもある
ドール・プランテーション
Dole PLANTATION


オアフ島中央部にあるドール・プランテーション。オープン直後のタイミングで到着しました。滞在時間は20分前後です。いつもは混み合うお土産コーナーやドール・ホイップの売店もがら空きで快適。
初Doleの人におすすめするのは、定番スイーツのドール・ホイップ。優しい甘酸っぱさのソフトクリームで、これがなかなか美味い。癖になりますよ。
他にも、広いお土産コーナーを見たり、庭園を散歩したり、駐車場のレインボーユーカリを見たり。楽しむ方法はいっぱいあります。
トイレが綺麗なので、ノースショアに向かう前に利用しておきましょう。




定番スイーツのドールホイップ




Attention


時間的にドールのアトラクション(迷路やパイナップル列車)は参加できません
ソープファクトリー
Soap Factory


ハワイ土産で人気の石鹸『ハワイアン・バス&ボディ』の工場兼店舗。肌に優しく保湿力が高いと評判のブランドで、ローカルにもハワイ好きの観光客にも人気です。南国の香りが気に入って買う人や、ワイキキより安いからとまとめ買いしていく人もいます。
Point!


ソープファクトリーは、テレビ番組のモヤモヤさまぁ~ず2が訪れていた店です。石鹸家族と呼ばれていました
質問や疑問があれば、ガイドさんに通訳してもらいましょう。僕たちも「テスターを使いたい」「小サイズの在庫がないか調べてほしい」と通訳してもらいました。






1番人気の石鹸はプルメリア


ソープファクトリーに興味がない人もいらっしゃると思います。
そんな方は、歩いて1分のところにあるアイランド・エックス・ハワイ(ワイアルアコーヒー・ファクトリー)へ行きましょう。集合時間に遅れなければ大丈夫です。ハワイアンコーヒーを試飲したり、ハワイ土産を買うことができますよ。


雑貨・食品など品数豊富!


人気のコーヒー試飲コーナー
サンライズシェルビーチ
Sunrise Shell


場所はハレイワ・アーミー・ビーチの西端あたり。サンライズシェルが見つかる(ことがある)ので、サンライズシェルビーチと呼ばれています。
以前はここで10分ほどサンライズシェル探しをする時間がありましたが、今は行っていないそうです。まぁ、まず見つかりません。希少性が高くて売れるので、早朝に誰かが持っていってしまうのだとか。
でも大丈夫。
ツアー参加者は1人1個プレゼントしてくれます。


このビーチは景色もいい


これで幸せ確定
ポハク・ラナイ(バランスロック)
Pohaku Lana’i


メジャーリーガーの大谷翔平選手が訪れたことで、日本人の人気観光スポットになったのがポハク・ラナイ。絶妙なバランスで岩が乗っていることからバランスロックとも呼ばれます。
ハワイには存在しない質の岩で、タヒチから流れ着いたと伝わっていますが、正確には分かっていません。この謎感に心をくすぐられます。
ガイドのマキさんいわく、「ここで願いごとをすれば、何でも叶いますから」
未だに僕がお金持ちになれていないのが不思議でなりません。
日本式にいうと、ご利益は勝負運や金運。岩の間に手を入れて願いごとをします。でもお金持ちになれていないので、もっと違う方法があるはずです。ぜひ見つけて教えてください。








ハレイワタウン
Haleiwa Town


続いてはハレイワタウン。北から南の端まで走りながら、街の説明や有名店を教えてくれます。その後、パタゴニアがあるノースショア・マーケットプレイスに車を停めて下車。1時間ちょっとの自由時間です。
綺麗なトイレもあります。
Attention


ハレイワタウンは2時間あっても3時間あっても観光しきれないユニークな街。あらかじめ行きたい店をピックアップしておかないとウロウロして終わります
自由時間の後は、ガイドさんおすすめのガーリンクシュリンプ店に移動します。
ランチも自由時間にすることができますが、その場合は集合場所がストアロッツの駐車場(マツモトシェイブアイスがあるところ)になります。
※その日の状況で変わるかもしれないので、ガイドさんに確認を!
ノースショア・マーケットプレイス(地図
(参考)マーケットプレイスから人気スポットまで歩くと
- パタゴニア…すぐ
- レイズ・フリフリチキン(土日のみ)…5分
- ハッピーハレイワ…7分
- マツモトシェイブアイス…10分
- スヌーピーサーフショップ…10分
- アナフル橋…15分
- サーフ&シー…18分
ガーリックシュリンプ
garlic shrimp


マキさんおすすめのガーリンクシュリンプは『ジョバンニ』。ハワイの元祖ガーリックシュリンプ店です。大行列ができる人気店ですが、ツアーだとジョバンニでも並ばずに食べられます。



濃厚なガーリックソースと少しオイリーな調理がハワイらしい!美味しいですよ~
Tips!


他の人の体験談を見ていると、ガイドさんによって行く店が異なるようです。カマロンのガーリックシュリンプだった人もいました。僕たちはカマロンも美味しくて好きです。
いそぽん家はというと、ジョバンニよりもジェニーズ・シュリンプに行きたかったので、別行動にしました。
「ハレイワに行くのは初めて。どこに行けばいいか分からない」なら、『ガイドおすすめ店』に連れていってもらいましょう。


ツアーなら並ばなくてOK!


注文も全部やってくれる




ハレイワ・ストアロッツ


ランチを終えたらハレイワタウンを出てノースショアのビーチへ。その前にハレイワ・ストアロッツで10程度のトイレ休憩です。
ハレイワ・ストアロッツ(地図
Attention


ハレイワ・ストアロッツには、マツモトシェイブアイスを始め、いろいろな店がありますが、観光している時間はありません。ここで買い物を楽しむなら、最初の自由時間で訪れましょう




ビーチ
Beach
ツアースケジュールはサンセットビーチですが、ハレイワビーチパークにも寄ることができました。
雲が多く、「南国の海!」って感じが弱かったのが残念。


ウミガメが甲羅干ししている時もある




テッズベーカリー
TED’S Bakery


テッズベーカリーはツアー参加者の意見で行くかどうか決まります。行きたい人がいなければスルー。
でも、名物のハウピアパイは1回は食べておいた方がいいと思います。思い出のために!


チョコレートハウピアクリームパイ


トロピカルファーム
Tropical Farms THE MACADAMIA NUT FARM OUTLET


オアフ島の東海岸線を南下し、このツアー最後の観光スポットがトロピカルファーム。自社製オリジナルフレーバーのマカダミアナッツがずらっと並んでいます。
ハワイのマカダミアナッツコーヒーの試飲し放題、マカダミアナッツの試食もし放題。
ここには何度か来ていて、買うつもりがなくても毎回マカダミアナッツを買ってしまいます。何も買いたくないなら、試飲も試食もしないこと。
裏庭ではマカダミアナッツの殻剥き体験ができ、駐車場からはコオラウ山脈の絶景を見られます。








ハワイエコツアーズの感想
良かったこと
1.行き先にオリジナリティがある
ハワイエコツアーズは、今回のツアーやフランキーズ・ナーサリーのフルーツ狩りツアーなど、行き先にオリジナリティがあっておもしろい。初ハワイの人もリピーターもどちらも意識したコース内容だと思います。
2.ツアー料金が安い
昼食やテッズベーカリーの料金はツアー代に含まれておらず、現地払いです。だからツアー料金が安い。つまり、チップも少なくて済む。(ツアーのチップは10~15%が目安)
ランチで行きたい店がなければガイドさんに付いていけばいいし、行きたい店があれば自由行動をすればいい。費用は安く自由度は高く、うまく考えられているなぁと思いました。



チップのメリットはかなり大きい!
3.ジョバンニを並ばず食べられる
長いときだと1時間待ちもあるジョバンニを待ち時間なしで食べられます。個人観光にはないアドバンテージです。
4.いろいろ準備してくれるから遊ぶことに集中できる
お金以外の必要なものはすべてハワイエコツアーズが用意してくれているので、遊ぶことに集中できます。
手袋や水だけでなく、ジョバンニでは注文から商品受け取りまでガイドさん任せでOK。雨の日はポンチョを渡してくれます。
5.話しやすい
他のガイドさんは分かりませんが、マキさんなら親戚のおじさん感覚で会話できます。ちょっと昭和なところもありますが、堅苦しさはありません。
注意点
1.オアフ南東部の景観スポットは行かない
オアフ島の南東部には、ハロナブロウホールやサンディービーチ、マカプウ岬など景観のいい観光スポットがあります。このツアーではそちらの方には行きません。
2.現金が必要(昼食&チップ)
昼食代をガイドさんにまとめて支払ってもらう場合、現金を用意しておかなければいけません。
併せて、チップも現金で用意しておきましょう。
3.各スポットの滞在時間は必要最低限
島内観光ツアー共通ですが、1か所に滞在する時間は必要最低限です。
4.ハレイワで行きたい場所をピックアップしておく
ハレイワの滞在時間は昼食時間を含めて2時間ほど。いろいろ歩き回れる時間ではないので、行きたい場所をピックアップしておきましょう。
5.車酔いしやすい人は事前に準備を
1日の乗車時間が長いため、車酔いしやすい人は酔い止めの服用など対策しておきましょう。
「酔うかどうかはその日の体調による」人は、酔ってからでも効くタイプが便利。僕も車酔いしやすい方ですが、大体は酔い止めバンドで乗り切っています。



移動中に寝ると損した気分になるので起きていたいタイプ
注意箇所
- タンタラスの丘展望台への道
急カーブが多くて酔いやすい - タンタラスの丘展望台からドール・プランテーション
乗車時間が長い - トロピカルファームからホテル
乗車時間が長い
常備している水がいらない酔い止め
※催行会社がアロハワイツアーになっていますが、ツアーを催行するのはハワイエコツアーズです



ポハクラナイでした願いごと、いつ叶うかなぁ
いそぽん(@isopon11)でした。
マハロ♪
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